科目一覧へ戻る | 2022/04/06 現在 |
科目名/Subject | 総合科目Ⅱ(社会調査法) |
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担当教員(所属)/Instructor | 田島 貴裕 (グローカル戦略推進センター) |
授業科目区分/Category | 夜間主コース 共通科目 |
開講学期/Semester | 2022年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 水/Wed 7 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School |
配当年次/Years | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | 田島 貴裕(308(1号館)) |
オフィスアワー/Office hours | 田島 貴裕(随時。メールで連絡してください。) |
更新日/Date of renewal | 2022/03/10 |
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
【重要】 *本授業は実習を伴うので,対面授業で実施します。ただし,新型コロナの影響で対面授業ができないときは,Zoomをつかったリアルタイム授業へ変更します。 *1年生を優先して履修を認めます。「履修上の注意事項」を参照してください。 授業の目的: 社会調査(主に量的調査)の概要と意義を理解するとともに,社会調査結果を正しく解釈できる知識と技術を身につけることを目的とする。 また,社会調査の実施手順(企画・設計,調査票の作成,調査方法,結果の処理方法,報告)およびデータ分析手法について,基本的な事項を学習する。 授業の方法: 授業の1回~7回,14~15回は社会調査を実施する際に必要な理論や手順について学習する。授業中は講義のほか,グループでの討論,小テストなどを合わせて行う。また,調査票を実際に作成し,受講者同士で調査票の内容に関して相互評価を行い,理解を深めていく。 授業の8回~13回では,主にPCを使った実習形式で行う。調査結果に必要な確率統計やデータ処理方法について習得する。 |
達成目標 /Course Goals |
本講義の達成目標は次のとおりである。 ・社会調査の意義を説明できる。 ・社会調査の実施手順を説明できる。 ・調査票の間違いを指摘できる。 ・調査報告書の作成方法を習得する。 ・Excelで基礎的なデータ分析手法ができる |
授業内容 /Course contents |
各回の講義内容は次のとおりである。ただし,履修者の知識,習得度合に応じて講義の順番や講義内容を変更する場合がある。 第1回 社会調査の概要 第2回 社会調査の種類 第3回 調査の企画と設計 第4回 調査票の作成①:全体の構成 第5回 調査票の作成②:ワーディング 第6回 標本調査の方法 第7回 実査と調査結果の処理 第8回 実習:調査票作成と相互評価 第9回 データ分析の基礎 第10回 確率統計の基礎 第11回 データ分析①:仮説の検定 第12回 データ分析②:相関関係と因果関係 第13回 データ分析③:平均の差と比率の差 第14回 調査結果の報告 第15回 まとめ:社会調査の意義と課題 |
事前学修・事後学修 /Preparation and review lesson |
事前学修: 講義では,各自の問題意識に基づいた調査票を作成するため,日頃から,新聞記事,雑誌,テレビ報道等の社会調査結果や調査方法に関心を持つこと。毎週の授業の前に,講義資料をmanabaへアップするので目を通しておくこと。 事後学修: 授業で学修した内容について,総務省統計局の各種統計情報や関連するwebサイトを閲覧し,復習すること。また,授業で示す社会調査に関するキーワードについて調べること。 |
使用教材 /Teaching materials |
使用教材は指定しないが,以下の参考文献が手元にあると授業の理解がより深まる。講義スライドは必要に応じて,manabaへアップロードする。 社会調査関連: 北川 由紀彦, 山口恵子(2019)社会調査の基礎.放送大学教育振興会 大谷信介他編著(2013)新・社会調査のアプローチ.ミネルヴァ書房 谷岡一郎(2000)「社会調査」のウソ.文藝春秋 統計関連: Newton別冊(2021)ゼロからわかる統計と確率-ベイズ統計編.ニュートンプレス 栗原伸一・丸山敦史(2017)統計学図鑑.オーム社 |
成績評価の方法 /Grading |
課題:70点(5点×14回) 社会調査に関する内容について,毎回の授業中に小テスト,レポートを提示するので,指示する期日までに提出する。 調査票作成実習:30点(うち,相互評価活動10点) 指示されたテーマに関する調査票を期日までに作成する。履修者同士での相互評価を1回実施する。 *そのほか,授業中の態度(発言等)により各評価点を増減する場合がある。 |
成績評価の基準 /Grading Criteria |
秀:成績評価の総合点数が100点~90点 社会調査の意義を理解し,社会調査結果を正しく解釈することができる。また,社会調査の実施に関する一連の流れと,データ分析に関する知識と技術を十分に身に付けている。 優:89点~80点 社会調査の意義を理解し,社会調査結果を正しく解釈することができる。また,社会調査の実施に関する一連の流れと,データ分析に関する知識と技術を身に付けている。 良:79点~70点 社会調査の意義を理解し,社会調査結果を正しく解釈することができる。また,社会調査に関する基本的事項を身に付け,社会調査の実施に関する一連の流れと,データ分析に関して理解している。 可:69点~60点 社会調査の意義を理解し,社会調査結果を正しく解釈することができる。また,社会調査に関する基本的事項を理解している。 不可:59点以下 社会調査の意義および基本的事項の理解には至っていない。また「定期試験欠席届」の実施要項に該当しない事由で,5回以上欠席した場合(*)および調査票実習を欠席した場合(調査票未提出を含む)も成績に関わらず不可とする。 *「4回まで欠席可能」という意味ではないので注意。 |
履修上の注意事項 /Remarks |
--【重要:履修制限について】-- ・履修希望者は,第1回目に必ず出席してください。 ・新型コロナの影響で実習室の収容人数を制限する予定なので,総合科目という位置付け上,「1年生」を優先して履修を認めます。2年生以上は,収容人数に余裕がある場合に限り履修を認めます。 -- ・情報総合センターの実習室を使用する予定なので,第2回目の授業開始までに,実習室のPCへログインできることを確認すること。自分のノートPCを持ち込んで受講する場合は,あらかじめ,大学で契約しているMS Officeをインストールすること。 ・毎回の講義において,課題(レポート,小テスト)を課す。そのため,課題の未提出が多くなるほど,単位取得の可能性は低くなるので注意すること。 ・欠席は,原則として「定期試験欠席届」の実施要項に該当する要件のみ,成績評価の際に考慮する。欠席した場合は,田島まで連絡すること。また,感染症等で自宅待機が必要な場合は,課題等について別途指示するので,速やかに田島までメールすること。 ・講義に関する情報や他の履修者に関する情報を,SNS等へ提示したり,履修者以外へ教えたりしないこと。 |
実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当しない |