科目一覧へ戻る | 2022/04/06 現在 |
科目名/Subject | コンピュータネットワーク論 |
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担当教員(所属)/Instructor | 三谷 和史 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2022年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 金/Fri 3 , 他 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部/Faculty of Commerce |
配当年次/Years | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 4 |
研究室番号/Office | 三谷 和史(455) |
オフィスアワー/Office hours |
三谷 和史(mit@mit-s.otaru-uc.ac.jp までメールにて連絡のこと. ) |
更新日/Date of renewal | 2022/02/28 |
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
インターネットで一躍有名となったコンピュータネットワークを,その基礎の部分から応用まで,なぜそうなっているのかという技術的視点から考え ながら理解することを目的とする.さらに,この理解の基盤の上で、コンピュータネットワークをどのように利用、維持、発展させていくべきかを自ら考える力を養う. 本科目の履修を通じて獲得が期待される能力・技能は以下の通りである. ・コンピュータネットワークを構成する技術の理解と利用に関する理解 内容:前期は通信の基礎からデータリンク,イーサネットに代表されるLAN,そしてIP,TCPといったネットワークプロトコル,経路制御やDNS等の基本的アプリケーション,WWW 等の応用アプリケーション,セキュリティ等について解説を行なう.夏季集中では実際にネットワーク上で通信を行なうプログラムの作成を通じてネットワークを使うために必要なことがらを学ぶ.ここでは,PC上の仮想計算機を使いIPv4と次世代のIPv6の両方で動作するプログラムを作成する.今年度からC言語に加えてpythonによるネットワークプログラミングも多少行う. 方法:前期は講義,夏季集中は計算機実習によって行なう. |
達成目標 /Course Goals |
コンピュータネットワークを構成する技術の理解と利用に関する理解を得て、実際のネットワークプログラムが作成できるようになることが目標となる. |
授業内容 /Course contents |
講義の進み具合により多少の増減があるが,以下の予定である. 前期 初回:イントロダクション,情報理論の基礎, デジタルとアナログ 2回目:符号理論の基礎、変調と多重化 3回目:通信の基礎,OSIとEthernet 4回目:データリンク層 - BISYNC, HDLC, X.25 5回目:データリンク層 - ATM, PPP, PPPoE 6回目:Ethernet, IEEE802詳細 7回目:Repeater,Bridge,Router,Switch 8回目:Internet Protocol (IP) 9回目:経路制御 10回目:Transmission Control Protocol (TCP) 11回目:輻輳制御 12回目:インターネットの歴史 13回目:DNSと応用アプリケーション 14回目:ネットワークセキュリティ 15回目:まとめ,質疑応答 夏季集中 ・C言語によるネットワークプログラミング ・pythonによるネットワークプログラミング ・サーバとクライアントの構造 ・ジャンケンサーバーとクライアントの作成 ・クライアントでの手の考え方 ・勝ち抜き戦でのクライアントの評価 |
事前学修・事後学修 /Preparation and review lesson |
・技術的な内容についての事前の準備は特に求めない.インターネットの利用者として,社会的に話題となるようなネット関係の問題について,関心を持っていることが望ましい. ・講義の復習時に自身のノートを講義用web pageの内容も含めて深めておくこと. |
使用教材 /Teaching materials |
教科書は特に定めないが,参考書としては. 村井純「インターネット(ISBN13: 9784004304166)」「インターネット II(ISBN13: 9784004305712)」「インターネット新世代(ISBN13:9784004312277)」(岩波新書) ジョン・M. ダヴィッドソン「はやわかりTCP/IP(ISBN13:9784320025622)」(共立出版) A・S・タネンバウム「コンピュータネットワーク第5版」(ISBN13: 9784822284763)(日経BP社) を挙げておく. 後期については,実習時に実習書を配布する. 他にunix とC言語の適当な参考書があればよい. 講義にはpower pointを使用する. Web pageに講義のまとめを置く予定である. その他の参考図書については,このweb pageにて説明する. |
成績評価の方法 /Grading |
前期は出席回数と定期試験により評価を行う.前期の内容を踏まえた上で,夏季集中講義は出席と課題提出状況及び終了後のレポートにより評価を行ない,前期の成績と併せて総合的に評価を行なう. |
成績評価の基準 /Grading Criteria |
評価基準は社会情報学科標準成績評価基準に従う. |
履修上の注意事項 /Remarks |
・夏季集中講義に全て出席できることを確認の上履修すること.また,夏季集中講義での実習に向けて情報処理センターの利用,特にunix環境の利用方法を自習しておくこと.自習用の資料は配付する. ・情報処理基礎,情報処理,ソフトウェア科学の履修が望ましいが,必須ではない. |
実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当しない |