科目一覧へ戻る | 2022/04/06 現在 |
科目名/Subject | 労働法 |
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担当教員(所属)/Instructor | 國武 英生(商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2022年度/Academic Year 後期/Fall Semester |
開講曜限/Class period | 水/Wed 2,木/Thu 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 企業法学科学生を対象とするが、他学科学生も履修できる。 |
配当年次/Years | 3年,4年 |
単位数/Credits | 4.0 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2022/03/02 |
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
本講義は、雇用社会の特徴を理解し、労働法の基本的知識を習得することを目的とする。わが国の雇用慣行の特徴は、長期雇用を重視し、会社が人材育成の機能を果たしているところにあった。しかし、グローバル化、人工知能やAIなどの技術の進展、少子高齢化、非正規雇用の増加といった諸要因により、雇用社会は時代の変化に直面している。このような時代に、法はどのような役割を担うべきか。 そうした問題意識の下で、本講義は、労働法の歴史と世界的な動向をふまえながら、雇用社会と法をめぐる諸問題について検討する。 講義の実施方法等については、manabaや初回のガイダンスの際に説明する。 |
達成目標 /Course Goals |
本講義は、雇用社会で何が問題となっているのかを把握し、解決の筋道を考える法的思考力を養うことを目標とする。 広い視野で雇用をめぐる法的問題について考えていくことが必要である。講義を通じて、労働法とは何か、働くとは何か、法的なものの考え方や、日本の働き方の特徴や歴史的背景などについて、受講生自身が理解を深めていくことができれば望ましい。 |
授業内容 /Course contents |
第1回 雇用社会と法の役割 第2回 日本的雇用と労働条件決定 第3回 労働契約の成立 第4回 労働契約の基本原理 第5回 賃金の保護 第6回 長時間労働の是正と自律的な働き方 第7回 仕事と生活の調和 第8回 雇用平等と労働者の人権 第9回 労働者の安全・健康と労働災害 第10回 労働契約の終了 第11回 非正規雇用と待遇格差の是正 第12回 就業形態の多様化と労働市場 第13回 労働組合と従業員代表 第14回 労働紛争の解決 第15回 雇用社会と労働法の未来 |
事前学修・事後学修 /Preparation and review lesson |
【事前学修】 予定されているテーマについて、教科書の該当箇所を読んで、その概要をつかんでおくと理解が深まる。 【事後学修】 授業で提示された論点について、テキスト、参考資料等をよく読み、また、参考文献などを読むことで自らの考えをまとめる。各回、約2時間程度の復習が目安となる。 |
使用教材 /Teaching materials |
・國武英生『雇用社会と法』(放送大学教育振興会、2021年) ・村中孝史・荒木尚志編『労働判例百選[第10版]』(有斐閣、2022年) その他の参考文献については、講義中に適宜示す。 |
成績評価の方法 /Grading |
期末試験の成績による。講義の際に実施するresponのコメント、授業での発言や参加度等についても成績評価に加味する。 |
成績評価の基準 /Grading Criteria |
・労働法に関する基本的知識を体系的に理解しているか ・条文の趣旨・要件・効果、判例によって形成された判断基準を理解しているか ・具体的な事例について、法的三段論法に基づき、結論を適切に導くことができるか ・法的な問題点を抽出し、自らの思考・判断のプロセス・結論を文章で明確に示すことができるか 上記基準について特に秀でている者を「秀」、上記基準を十分に満たす者を「優」、上記基準を一応満たす者を「良」、上記基準をぎりぎり満たす者を「可」、上記基準を満たさない者を「不可」とする。 |
履修上の注意事項 /Remarks |
六法を必ず持参すること。 |
実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当しない |