科目一覧へ戻る | 2022/04/06 現在 |
科目名/Subject | 英文学史Ⅰ |
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担当教員(所属)/Instructor | 高橋 優季 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2022年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 木/Thu 1 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部/Faculty of Commerce |
配当年次/Years | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2022/02/15 |
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
今年度、本講義では20世紀戦後に書かれたファンタジー小説の金字塔、J.R.R.トールキンによる『ホビットの冒険』(1937)を課題図書とし、20世紀ファンタジー作品にみられる「行きて帰りし物語」の典型について学びます。また、この児童書が1954年以降に発表された『指輪物語』の前置きとして位置づけられることから、本作と『指輪物語』との関連についても考え、トールキンの作品世界について深く探求します。 作品を丁寧に読み、英文のリーディングのスキルだけでなく現代文学の一ジャンルとして確立されているファンタジー文学を読む意義についても考えを深めていただきます。 |
達成目標 /Course Goals |
現代の私達読者が、異なる時代に外国語で書かれた文学を読む時に必ず要求される作業として、一つ一つの語の意味をたとえ自分が「分かり切っている」と思っているはずの英単語でも改めて確認しながら読み進めることが重要です。そうすることで、正確かつ丁寧に英文を読めるようになることが第一の目標です。 また、個々の作品に関連する作者トールキンによる挿絵や絵画、2003年の公開以降大ヒットとなった一連の関連映画などの視覚表現とテキスト解釈との相互関係についても探究・考察を深めることも第二の目標として取り組んでいきます。 |
授業内容 /Course contents |
以下のテーマと共に作品を読んでいきます。 1週目 『ホビットの冒険』概要について。作者トールキンについて。 2週目 ホビットとは? その生態と作品舞台「中つ国」の歴史 3~6週目 『ホビットの冒険』(上) 7~10週目 『ホビットの冒険』(下) 11週目 ドワーフ、エルフ、異なる種族の共存 12週目 ドラゴン、クモなどとの闘い、『指輪物語』との関連 (できれば『ハリー・ポッター』シリーズとも比較) 13週目 「ゴクリ」の存在と作中の役目、『指輪物語』との関連。 14週目 ホビットたち(主人公)のその後について。 15週目 「行きて帰りし物語」の語りの形式について。 |
事前学修・事後学修 /Preparation and review lesson |
[事前学習] 予習は絶対必要。予め授業で扱うと決められたテキストや資料を、まずは自分で読んで内容を把握してくること。分からない単語なども全て調べてくる。 [事後学習] 各自で復習する。授業のなかで受けた説明をもとに、文法的理解として不足だった部分を見直すことが重要。新しく覚えた単語やフレーズなども、発音と共に繰り返し見て書き取り直し、声に出して読み直すことで知識として定着させる。 |
使用教材 /Teaching materials |
授業内で指示します。補足教材としてのプリントなども増えます。 |
成績評価の方法 /Grading |
レポート提出評価(70%。回数と提出時期など詳細は授業で指示します。) 予習と参加状況(30%。出席回数ではありません※) ※受け身になって一方的に聴講するのではなく、意見や質問を述べていただけるような積極的な参加を参加状況として評価いたします。 |
成績評価の基準 /Grading Criteria |
AA(秀)90~100 A (優)80~89 B (良)70~79 C (可)60~69 D (不可)0~59 |
履修上の注意事項 /Remarks |
授業には全体の三分の二相当は出席してください。三分の一欠席すると不可ということです。(公欠、病欠などの相談は応じます) 授業開始より20分以上後の入室は遅刻とみなします。遅刻3回で欠席一回分としてカウントします。(やむを得ない理由で遅れた場合は事後報告で良いので説明してください) 授業中に無断で教室を出入りしないでください。 寝ないでください。 辞書はできるだけ持参しましょう。 |
実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当しない |