科目一覧へ戻る | 2022/04/06 現在 |
科目名/Subject | 地域ブランド論 |
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担当教員(所属)/Instructor | 長村 知幸 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2022年度/Academic Year 後期/Fall Semester |
開講曜限/Class period | 月/Mon 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部/Faculty of Commerce |
配当年次/Years | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2022/02/26 |
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
授業の目的:地域ブランドは、地域活性化の切り札として各地域の農林水産業、食品産業、観光産業などの分野で積極的に取り組まれている。ブランドという考え方は、商品というモノだけでなく、サービスや技術、さらにはヒトや地域・国といった様々な対象における価値づくりの基準として、マーケティング活用の領域を拡大している。地域ブランドとは、地域の個性を活かした製品・サービスのブランド化を行うことで、地域の競争優位性を獲得するものである。本講義では、地域ブランドの理論、実例などを学習することを目的とする。 授業の方法:原則講義形式で授業を進め、地域ブランドについて学ぶ。本講義では、地域ブランドの基本となる理論と実践について、地域ブランドの主体となる企業・自治体などに焦点をあて、地域振興の基本的課題である産業振興、主体としての住民の力、地域資源のブランド化、暮らしの向上の4点について理解を深める。 |
達成目標 /Course Goals |
本講義の達成目標は次のとおりである。 ・地域ブランドが何かを自らの言葉で説明できる。 ・地域ブランドがなぜ必要なのかを自らの言葉で説明できる。 ・地域ブランドに関連する基礎用語について理解、説明できる。 ・地域ブランドの事例について、自らの分析と解釈が述べられる。 ・自らの関わる地域に関して、問題点や地域振興のあり方について考察できる。 |
授業内容 /Course contents |
本講義内容は以下のとおりである。ただし、講義の順番や講義内容を変更する場合がある。 第1回 イントロダクション 第2回 地域ブランドの基礎知識 第3回 地域ブランド・マネジメント①:ご当時ブランド 第4回 地域ブランド・マネジメント②:B級グルメ 第5回 地域ブランド・マネジメント③:ゆるキャラ、ふるさと納税 第6回 地域ブランド・マネジメント④:地理的表示保護制度(GI) 第7回 地域ブランドの事例分析①:地域中小企業と自治体産業政策 第8回 地域ブランドの事例分析②:地方創生とSDGsの取り組み 第9回 地域ブランドの事例分析③:観光地ブランド 第10回 地域ブランドの事例分析④:6次産業化 第11回 地域ブランド資源としての地域産品 第12回 地域ブランドとプレイス・ブランディング① 第13回 地域ブランドとプレイス・ブランディング② 第14回 地域ブランド論の新しい展開 第15回 総括:地域ブランド論のまとめ |
事前学修・事後学修 /Preparation and review lesson |
事前学修:授業計画および授業方法に記載されているキーワードについて事前に調べておくこと。地域ブランに関する情報(新聞記事、雑誌、テレビなど)に常に興味を持ち、キャッチアップしておくこと。 事後学修:講義内容を復習しておくこと。関連文献を調査し、本を読むなどして理解を深めること。 |
使用教材 /Teaching materials |
随時、資料を配布する。事前学修・事後学修は、下記の参考文献を適宜参照にすること。 <参考文献> 和田充夫(2009)『地域ブランド・マネジメント』有斐閣。 田村正紀(2011)『ブランドの誕生』千倉書房。 久保田進彦(2012)『リレーションシップ・マーケティング』有斐閣。 小林哲(2016)『地域ブランディングの論理』有斐閣。 若林宏保(2018)『プレイス・ブランディング』有斐閣。 |
成績評価の方法 /Grading |
期末試験、授業内課題レポート、授業態度(出席状況等含む)で総合評価する。 |
成績評価の基準 /Grading Criteria |
秀:特に優秀な成績。 優:優れた成績。 良:本講義の要求を満たす成績。 可:合格と認められる最低の成績。 |
履修上の注意事項 /Remarks |
授業情報はmanabaを通じて配信するため、定期的にmanabaを確認できる状態にしておくこと。 |
実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当する |
実務経験の概要 /Outline of their practical experiences |
地方創生担当主幹として清水町役場企画課に2年間勤務。清水町総合戦略の策定および各政策の実施を担当。本講義では地方公務員の実務経験をもとに地域活性化や地域ブランドに関する講義を行います。 |
実務経験と授業科目との関連性 /Relevance between their practical experiences and the course |
地方創生担当主幹として清水町役場企画課に2年間勤務した経験から、地域ブランドの理論および実務について講義を行う予定である。 |