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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 情報機器概論
担当教員(所属)/Instructor 金子義之 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 教職科目
開講学期/Semester 2021年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 火/Tue 4
対象所属/Eligible Faculty 商学部/Faculty of Commerce
配当年次/Years 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2021/02/28
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
 社会では、情報化の進展に主体的に対応するため、広く普及し多くの活動の場面で利用されている情報機器(以下、ICT機器と記載)を積極的・効率的に活用する等、情報及び情報技術の活用能力を育成することが求められている。教育現場でも教育環境や教育機器が多様化・複雑化しており、特にICT機器はその種類の多さ、高性能化等により、その活用範囲は広がっている。このような状況の中、教員は情報化等社会の変化に適応するための知識及び技能として、一般的かつ基礎的なコンピュータの操作・活用能力を身に付け、情報機器を授業中はもちろん学校業務全体で適切に、しかも効果的に活用することが必要である。
 本科目は、平成10年文部省令「教育職員免許法施行規則」の改定によって教員免許の取得に「情報機器の操作」2単位が義務づけられたことによりできた科目である。教員養成課程において「日本国憲法」、「体育」、「外国語コミュニケーション」に加え、情報リテラシ教育が必修となった。
 そこで本授業は、教員としてICT機器を教科指導上はもちろん、校務処理等でも積極的、効果的に活用できるようにすることを主たる目的とする。さらに、ICT機器を生徒たちに活用させたり、指導したりすること等も含め、教育活動全体にICT機器を通じて情報リテラシ教育を推し進めるために必要となるものである。
達成目標
/Course Goals
 本授業は、前記「授業の目的」を達成すべく、教育現場において情報機器(パソコンを中心)と各種ソフトウエアを活用して様々な教材用コンテンツを作成したり、校務上必要なデータを収集・編集・分析したり、効果的なプレゼンテーション資料を作成したりするため、時代の流れも考慮しながら、ICT機器やソフトウエアの使用方法を実習中心に学び、ICT機器を全般に関する幅広い知識を理解・修得することを目標とする。さらに、こうした学習が、学校現場だけでなく一般社会においても必要なことであり、様々な環境下で日常的にICT機器を活用するために必要なことであることを理解する。
 なお、授業は基本的に実習の形式を中心に実施するが、理論的な解説の講義形式も随時取り入れる。内容によっては、既に進んだ知識・技能を持っている学生については個別に課題を予定している。
 そこで、今年度この授業はリアルタイムの遠隔授業と、デジタルコンテンツ(オンデマンド教材)を組み合わせて実施する。最初リアルタイムの遠隔授業形式で出席の確認も兼ねて実施し、具体的な内容は、デジタルコンテンツを中心に実施する予定である。なお、デジタルコンテンツは授業終了後いつでも何度でも視聴することができるので、復習や確認のために大いに活用してほしい。
授業内容
/Course contents
 ICT機器・視聴覚機器を使用した実習形式、講義形式、そしてリアルタイムの時には一部問答などの対話形式も取り入れて授業を実施する。学生は自分の手元にある情報機器を使用した実習中心に、次に示す内容を学習する。
 なお授業の進捗状況に応じてテーマや内容を多少変更する場合がある。
第1回 イントロダクション・「情報機器概論」の概要説明(教員免許状取得に必要な科目としての位置付けと授業での取組内容)
第2回 ICT機器を利用した情報伝達ツールの効果的活用
第3回 Officeソフト(Office suite)とその様々なツールの効果的活用
第4回 Webアプリケーションを活用した。画像の効果的活用と表現方法(ラスタ形式)
第5回 ワープロソフトによる文書の効果的表現(編集機能と書式設定)
第6回 メタファイルによる効果的活用と表現方法(ベクタ形式)
第7回 プリンタなど周辺機器の効果的活用(きれいでエコな印刷)とデータの活用
第8回 Officeソフトの、実務にも有効な各種拡張機能の効果的活用
第9回 表計算ソフトの、書式設定・グラフ・計算機能の効果的活用
第10回 表計算ソフトの、多様な表示機能を活用した効果的プレゼンテーション
第11回 Officeソフト間のデータ連係方法と、その効果的活用
第12回 コミュニケーションの基礎とプレゼンテーションソフトの活用
第13回 Officeソフトとプレゼンテーション
第14回 ① 実務で多く利用される、様々な形式のファイル形式とその対応方法
② ネットワークとICT機器の発達が、教育・生活に及ぼす影響
第15回 ① 社会の情報化と「教育の情報化」
② ネットワーク社会の情報発信と、問題点(情報の運用と管理)
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
 本授業は、将来自分が教員として働く時に、情報化等社会の変化に適応するための知識及び技能として必要な内容であることを理解し、ICT全体を普段から意識して効果的に活用することが必要である。そこで、
事前学修:
 毎回授業の前に、授業内容の資料をmanaba 上にアップするので、資料を授業前にmanabaからダウンロードし、目を通しておくこと。
事後学修:
 授業終了後には、授業の感想をメールで、授業中に指示された課題があれば指定された期日までにメールに添付するなどして提出すること。また、授業中に出てきた用語等の意味は調べておくことが必要である。また、質問があれば積極的にメールで確認してほしい。
使用教材
/Teaching materials
 毎時間、本学の教育支援・学修管理システムである「manaba」上に、「本時の学習内容」として必要な授業内容やお知らせ、そしてZoomに関する情報や授業資料(ファイル)等をすべて掲載する。授業中は、そこに掲示されている情報から、Zoomなどの画面や、デジタルコンテンツ(オンデマンドコンテンツ)を表示し、必要資料(ファイル)等はダウンロードして学習する。
なお、参考図書・文献については、その都度別途紹介する。
成績評価の方法
/Grading
① 出席を重視する。実習が中心となる授業であるため、試験は実施しない。
② 毎時間実施する授業に対する自己評価(感想や意見も含む)と、授業中に実施した実習課題の提出物、期日まで指定された提出物等の内容を重視する。さらに、授業参加姿勢(欠席、遅刻、早退状況を含む)等も含め、学習活動のすべてを、思考・判断・表現、技能、知識・理解等の観点別に分類し、下記の成績評価の基準により総合的に評価する。
成績評価の基準
/Grading Criteria
 自己評価(30%)、課題提出とその内容は(40%)、その他、出席状況や積極性等(30%)を観点別に評価する。

・秀(100%~90%) 授業の内容について秀でた理解力を有し、その都度実施する課題・レポート等(意見・質問等も含む)への取組が秀でている。
・優( 89%~80%) 授業の内容について優れた理解力を有し、その都度実施する課題・レポート等(意見・質問等も含む)への取組が優れている。
・良( 79%~70%) 授業の内容について理解力を有し、その都度実施する課題・レポート等(意見・質問等も含む)への取組が良い。
・可( 69%~60%) 授業の内容について基本的な内容について理解力を示し、その都度実施する課題・レポート等(意見・質問等も含む)へ取り組んだ。
・不可( 59%~0%) 授業の内容について理解が不十分で、その都度実施する課題・レポート等(意見・質問等も含む)への取組も不足している。
履修上の注意事項
/Remarks
・本授業ではメールを多用する。大学からメールアカウントが付与されるので、必ず自分のメールアドレスを確認し、できるだけ事前に送受信のテストをするなどして利用できるようにしておくこと。
・授業中に生じた質問・疑問等は、その場で解決できない場合は、必ずメール等で質問するなど、解決する努力をすること。
・提出する資料等も含め、宛先のメールアドレスは「y-kaneko@otaru-uc.ac.jp」
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当する/Yes
実務経験の概要
/Outline of their practical
experiences
北海道の公立高等学校教諭(商業科・情報科)・教頭・校長
北海道立教育研究所附属情報処理教育センター研究研修主事
ビジネス系専門学校講師(情報科目担当)
実務経験と授業科目との関連性
/Relevance between their
practical experiences and
the course
① 札幌国際情報高等学校の開校から情報教育に携わり、北海道の高等学校初の光ファイバー回線導入を担当し、学校のインターネット環境の整備と、情報発信環境を整えた。
② 同校で、道内高等学校初の大規模校内LAN(すべての教室と実習室、職員室等)を整備し、さらにグループウエアを導入して成績管理・出席管理等を担当した。また、生徒実習のコンピュータの機種やソフトウエアの選定から、機器の配置計画を担当した。
③ 平成14年から17年までの4年間、北海道立教育研究所附属情報処理教育センターの研究研修主事として、教員のためのICTの効果的な活用方法について、様々な講習会等で教職員対象に指導した。
④ 教員採用候補者選考検査(採用試験)作成業務の担当者、教科書「プログラミング」(実教出版社)の作成協力者
⑤ 平成12年、この情報機器概論が初めて開講された時からこの科目を担当してきた。
 以上の経験から、実際の学校現場の状況を踏まえ、教師としての情報機器等ICTを活用した実践的指導力を習得させる。
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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