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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 民法II
担当教員(所属)/Instructor 竹村 壮太郎 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2021年度/Academic Year  後期/Fall Semester
開講曜限/Class period 火/Tue 3 , 木/Thu 3
対象所属/Eligible Faculty 商学部/Faculty of Commerce
配当年次/Years 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 4
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2021/03/10
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
 普段はあまり意識しないことですが、我々の日常生活のなかでは、日々、“債権”、“債務”が発生し、消滅をしています。例えば、生協で教科書を買う、というのも、売買契約をすることで発生した債権、債務を通じて実現されていることです。社会の中で活動するためには、この債権、債務の仕組みを理解しておくことが必要といえるでしょう。その債権、債務の基本的なルールは、”民法”という法律に規定されているところです。
 そこで本講義では、民法の中でも”債権法”と呼ばれる分野を取り上げ(不法行為法は民法基礎Ⅱで取り上げますので、ここでは除きます)、債権、債務とは何か、債権を有していると何ができるか、という総論から、具体的にどういった場合に債権、債務が発生することになるか、という各論まで学んでいきます。債権法の基本的な知識の習得が、目標となります。
達成目標
/Course Goals
 債権法(不法行為法を除く)に関する法制度、基礎的知識の習得を目指します。
授業内容
/Course contents
本講義は、概ね、以下の内容で進めていきます
1. ”債権”とは何か(民法Ⅱの導入)
2.様々な債権と、債務の弁済
3.弁済以外に債務が消滅する場合
4. ”債務不履行”になるとどうなるか
5.  債務不履行による損害賠償の問題
6.  債権の回収を確保するためには / 債権者代位権・債権者取消権
7.多数当事者間の債権、債務関係
8. ”保証”するとどうなるか
9.  保証の特殊形態
10.”弁済による代位”とは
11.当事者間の債権の”相殺”
12.  債権の譲渡性
13.債権譲渡と債務者の抗弁事由
14.債務引き受け・契約上の地位の移転とは
15.中間試験
16. ”契約”とは何か /”契約”はどうやって成立するか
17. ”契約”をするとどうなるか
18. 契約の”解除”とは
19. ”売買契約”の効力
20. 売買契約と”契約不適合”の問題
21.  人に贈与する契約
22. 消費貸借契約の役割
23. 賃貸借契約の効力 / 使用貸借契約とは
24. 賃貸借契約の現代的課題
25. 人に役務を提供する契約
26. その他の”典型契約”
27.  社会で活躍する”非典型契約”
28. 他人の事務の管理と債権関係
29. ”不当利得”制度の全体像
30  ”不当利得制度”の各論
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
 講義の内容は教科書に沿って進めていきますので、講義に備えて、教科書の該当部分に目を通しておくようにしてください。また知識の定着には復習が重要になります。講義後、お配りした資料や教科書を読み返すようにしてください。
使用教材
/Teaching materials
(1)教科書
 前半の15回分は…
・石田剛=荻野奈緒=齋藤由起『債権総論』(日本評論社、2018)
 後半の15回分は…
・松井和彦=岡本裕樹=都築満男『契約法』(日本評論社、2018)
(2)参考書
・窪田充見=森田宏樹(編)『民法判例百選Ⅱ 債権(第 8版)』(有斐閣、2018)
成績評価の方法
/Grading
 中間試験(30%)、期末試験(30%)、小テスト(10%×4)の総計により評価します。このほか、加点要素として、授業内課題を複数回提示いたします。詳細は、manabaに掲載のほか、初回の講義でもお示しいたします。
成績評価の基準
/Grading Criteria
 初回の授業でも改めてお示しいたしますが、成績評価基準は以下の通りです。  
秀(100〜90):債権法(不法行為法を除く)についての基本的知識を十分に有しており、法的問題を論理的に解決する能力に優れている。  
優(89〜80):債権法(不法行為法を除く)についての基本的知識を有しており、法的問題を論理的に解決する能力に優れている。  
良(79〜70):債権法(不法行為法を除く)についての基本的知識を有しており、法的問題を論理的に解決する能力を有している。
可(69〜60):債権法(不法行為法を除く)についての基本的知識を有しているか、法的問題を論理的に解決する能力を有している。  
不可(59〜0):債権法(不法行為法を除く)についての基本的知識を欠いており、法的問題を論理的に解決する能力が不十分である。   
履修上の注意事項
/Remarks
(1)教科書は各自で購入し、持参してください。授業後の復習をお忘れなく。また、ポケットサイズの六法は、必ず、毎回、持参するようにしましょう。
(2)講義の実施形態は、現在のところ、通常の対面形式を予定しております。ただ今後の状況次第ともなりますので、改めてmanaba上でお知らせいたします。

実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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