科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | 民法・基礎II |
---|---|
担当教員(所属)/Instructor | 竹村 壮太郎 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2021年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 金/Fri 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School |
配当年次/Years | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2021/02/28 | ||
---|---|---|---|
授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
日常生活においては、人に物を壊されたり、あるいは怪我をさせられたりするなどして、人と人との間に、何らかの損害が発生してしまう場合があります。この場合、物を壊されたりした方は、弁償してほしいと思うでしょうし、怪我をさせられた方は、やはり治療費を払ってほしい、と思うはずです。こうした、自分のところに生じた損害を、損害を起こした相手方に転嫁することを、”損害賠償”と呼びます。 この損害賠償の問題も、我々の日常生活を規律している法律である、”民法”に規定があるところです。本講義では、その中でも、”不法行為法”と呼ばれる分野を取り上げ、そこに規定されている損害賠償に関わるルールの基本的な知識の習得を目指します。いかなる場合に、なぜ損害賠償責任が発生するのか、そこにどのような現代的な問題点があるか、考えていきましょう。 |
||
達成目標 /Course Goals |
不法行為法に関する法制度、基礎的知識の習得を目指します。 | ||
授業内容 /Course contents |
本講義は、概ね、以下の内容で進めていきます 。 1.不法行為制度とは(民法基礎Ⅱの導入) 2.どのような場合に”故意又は過失”になるか 3.”権利”侵害と”法律上保護される利益”の侵害 4 ” 因果関係”はどうやって判断されるか 5.”損害”とは何か 6.誰が損害賠償請求権の主体になるか 7.責任能力制度と/監督者責任 8. 被害者の落ち度と損害賠償責任の行方 9.被用者の不法行為と使用者責任 10.物による損害の発生と工作物責任 11.共同で不法行為をした場合 12.名誉毀損/名誉感情の侵害? 13.医療過誤の法律問題 14.自動車事故の法律問題 15.”差止”請求と不法行為制度の課題 |
||
事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
講義の内容は教科書に沿って進めていきますので、講義に備えて、教科書の該当部分に目を通しておくようにしてください。また知識の定着には復習が重要になります。講義後、お配りした資料や教科書を読み返すようにしてください。 |
||
使用教材 /Teaching materials |
(1)教科書 ・潮見佳男『債権各論Ⅱ 不法行為法(第3版)』(新世社、2017) (2)参考書 ・窪田充見=森田宏樹(編)『民法判例百選Ⅱ 債権(第 8版)』(有斐閣、2018) |
||
成績評価の方法 /Grading |
定期試験(70%)、小テスト(15%×2)の合計により評価します。このほか、加点要素として、授業内課題を複数回提示いたします。詳細は、初回の講義でお示しいたします。 |
||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
初回の授業でも改めてお示しいたしますが、成績評価基準は以下の通りです。 秀(100〜90):不法行為法についての基本的知識を十分に有しており、法的問題を論理的に解決する能力に優れている。 優(89〜80):不法行為法についての基本的知識を有しており、法的問題を論理的に解決する能力に優れている。 良(79〜70):不法行為法についての基本的知識を有しており、法的問題を論理的に解決する能力を有している。 可(69〜60):不法行為法についての基本的知識を有しているか、法的問題を論理的に解決する能力を有している。 不可(59〜0):不法行為法についての基本的知識を欠いており、法的問題を論理的に解決する能力が不十分である。 |
||
履修上の注意事項 /Remarks |
(1)教科書は各自で購入し、持参してください。授業後の復習をお忘れなく。また、ポケットサイズの六法は、必ず、毎回、持参するようにしましょう。 (2)講義の実施形態につきましては、後日manaba上でもお知らせいたしますので、そちらもご参照ください(おそらく、zoomを用いたリアルタイムの講義になるかと思われます)。 |
||
実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当しない/No | ||
遠隔授業 /Online class |
|