シラバス参照

授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject ミクロ経済学
担当教員(所属)/Instructor 中島 大輔 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2021年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 月/Mon 3 , 木/Thu 3
対象所属/Eligible Faculty 商学部/Faculty of Commerce
配当年次/Years 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 4
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2021/03/07
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
目的:国際標準の学部レベルでのミクロ経済学の理解

どのような社会経済においても資源が有限であるところ、それが市場やそのほかのメカニズムを通じてどのように配分されていくのか、またその配分が社会的にみて望ましいものであるのか、そうでなければどのようにして改善されうるのかを学びます。

この問題を、前半では市場メカニズムの理論(価格理論)を用い、後半ではゲーム理論・情報の経済学を用いて分析します。

方法:Zoomによるリアルタイムの講義で行います。講義前にスライド(の一部)を配布しますので、あらかじめプリントアウトしておくといいでしょう。なおスライドは完全な講義ノートではないので、各自で講義中にノートをとること。

授業・試験はすべて日本語で行いますが、この語のことも考え専門用語などで英語を多用することがあります。
達成目標
/Course Goals
・国際標準の学部レベルでの価格理論・ゲーム理論による経済分析を理解すること
・国際経済学や公共経済学といった発展的な経済学の内容を理解するための基礎能力を身につけること
・経済学で用いられる英語表現を習得すること
授業内容
/Course contents
受講生の理解度と講義の進捗状況を見て変更の可能性がありますが、おおむね以下の予定です。
 
第1週 Introduction

前半第2-8週 市場理論
 第2-3週 消費者行動
 第4-5週 生産者行動
 第6-8週 市場均衡

後半第9-15週 ゲーム理論
 第 9-10週 ゲーム理論の基礎
 第11-12週 不完全競争: 独占と複占
 第13-14週 不完備市場: 外部性と公共財
 第15週 情報の経済学:モラルハザードと逆選択
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
国際標準の学部レベルでの価格理論・ゲーム理論による経済分析を理解するため,毎回授業内容の予習・復習を必ず行うようにしてください.
・毎回,事前に指示する範囲について,教科書・参考書等の該当部分を読んでおくこと.
・毎回,授業後に練習問題等の課題を出すので,解いて理解を深めること.
・数回,manabaを通じて小テストを行う予定.
使用教材
/Teaching materials
教科書として
・奥野正寛,「ミクロ経済学」,2008年,東京大学出版会
・奥野正寛編, 「ミクロ経済学演習」,2版,2018年,東京大学出版会
を用います。

参考書としては
・市場理論:神取道宏「ミクロ経済学の力」,2014年,日本評論社
・ゲーム理論:岡田章「ゲーム理論・入門」,新版,2014年,有斐閣
・英語文献:Hal Varian, "Intermediate Microeconomics: A Modern Approach", 2014, WW Norton, 9th ed.
をおすすめします。

・岡田章監修, 「ゲーム理論ワークブック」,2015年,有斐閣
本講義で使う数学については次を参照すること.
・尾山大輔・安田洋祐編「経済学で出る数学」2013年,日本評論社
成績評価の方法
/Grading
中間試験と期末試験で評価します。ほぼ同等のウェートを置きますが、講義の進捗状況次第では後者により大きなウェートを置くかもしれません。小テストは成績評価の境界線上で用います。
成績評価の基準
/Grading Criteria
成績評価の基準:
次の点を合格ラインの水準とする:
基本的なミクロ経済学について理解力を有し、その理論と方法を応用して、さまざまな経済現象について分析をすることができること.
具体的には上記の方法により,秀(90 - 100点),優(80 - 89点),良(70 - 79点),可(60 - 69点)を判断する.
不可(60点未満):以上の水準に達しないこと。
履修上の注意事項
/Remarks
・「経済学入門I」,「経済学入門II」及び「経済数学」を履修済み,もしくは同時に履修すること.
・「マクロ経済学」を併せて履修することが望ましい.
・商学部生が経済学を学ぶ意義については,こちらも(http://goo.gl/fRUZB)参照してください.
・意欲のある学生は本科目を履修した後,すべて英語で行われるグローカルプログラムの経済学関連科目(ビジネス経済学等)にも是非挑戦してみてください.
・各種公務員試験におけるミクロ経済学の問題にも対応.
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
備考
/Notes
協力が得られれば、本学出身の他大学(東大・神戸大など)の大学院生にオンラインで受講生の問題演習の補助をしていただく予定です。実施の際はアナウンスしますのでぜひ活用してください。
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

科目一覧へ戻る