科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | グローバリズムと地域経済 |
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担当教員(所属)/Instructor | 高野 宏康 (グローカル戦略推進センター) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 共通科目 |
開講学期/Semester | 2021年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 水/Wed 1 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部/Faculty of Commerce,非正規生商学部特別聴講学生/非正規生商学部特別聴講学生 |
配当年次/Years | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2021/03/03 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
【授業の目的】 この授業のテーマは、北海道の地域社会、特に小樽、帯広、北見の3エリアを中心に、それそれの地域の歴史・社会・風俗・文化等を通じて、各地域の特徴やそれぞれの関係性、課題を理解することです。さらに、地域課題を解決するための観光まちづくり等の具体的な取り組みについて学び、地域課題を発見する力、社会調査法、正しく日本語で表現する方法を身につけることで、グローカルに活躍できる人材の育成を目指します。 【授業の方法】 この授業では、①歴史的視点からの小樽、帯広、北見の3エリアの成り立ち、関係性について学ぶ講義、②現代的視点から、各地の地域課題を解決するための観光まちづくり等の具体的な取り組みについて学ぶ講義、③地域課題を発見する力、社会調査法、正しく日本語で表現する方法を身につける講義を行います。それらの講義の内容をもとに、受講生は各自で地域課題について調査し、解決法を考察するレポートを作成します。 |
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達成目標 /Course Goals |
この講義の達成目標は以下の通りです。 1.北海道の地域社会の成り立ちを歴史的、現代的、広域的に理解する。 2.地域の特徴と課題、解決方法を学ぶ。 3.地域課題を発見する力、社会調査法、正しい日本語表現方法を修得する。 |
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授業内容 /Course contents |
授業のスケジュールは以下の通りです。授業の進捗状況、理解度に応じて順序を変更することがあります。 第1回:イントロダクション 〜「グローバリズムと地域経済」の目的と課題〜 第2回:地域の成り立ちと特徴①(蝦夷地と北海道) 第3回:地域の成り立ちと特徴②(小樽) 第4回:地域の成り立ちと特徴③(帯広) 第5回:地域の成り立ちと特徴④(北見) 第6回:地域課題とその解決①(観光まちづくり) 第7回:地域課題とその解決②(ご当地グルメ) 第8回:地域課題とその解決③(広域連携) 第9回:地域課題とその解決④(ダークツーリズム) 第10回:地域課題とその解決⑤(サブカルチャーとICT) 第11回:実践編①(地域課題の見つけ方) 第12回:実践編②(調査と取材の方法) 第13回:実践編③(文章表現の方法) 第14回:実践編④(ゲスト講師による講義) 第15回:総括 |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
【事前学習】 ・小樽、帯広、北見の3エリアについて、文献、新聞・雑誌、Webサイト等を活用してでできる限り情報収集し、各エリアに自分がどのような関心があるかを考えておいてください。 ・関心がある分野に関連する場所を可能な範囲で訪問してみてください。地域に関する話を聞く、博物館等の施設を見学する、特産品を食べる、アクティビティを体験する等、情報だけでなく地域を体感することが重要です。 【事後学習】 地域の特徴、魅力、課題などについて、正しい日本語で情報発信できるようにすることが大切です。 |
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使用教材 /Teaching materials |
教科書の購入の必要はありません。必要に応じて以下の参考文献を用います。 【参考文献】 ・小樽商科大学グローカル戦略推進センター地域経済研究部編『北海道社会の課題とその解決』ナカニシヤ出版、2019年。 ・小磯修二『地方の論理』岩波新書、2021年。 ・デーヴィッド・アトキンソン『新・観光立国論』東洋経済新報社、2015年。 ・小樽観光大学校編『おたる案内人 小樽観光大学校認定検定試験公式テキストブック(改訂版)』小樽観光大学校、2014年。 ・『小樽のひとに学ぶ 小樽商大生が小樽のひとにインタビュー』2016年度版、2017年度版、2018年版、小樽商科大学グローカル戦略推進センター地域経済研究部、2017年、2018年、2019年。*電子版を使用。 |
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成績評価の方法 /Grading |
・受講およびレポートの成績によって評価します。 ・レポートは中間、期末の他、授業の進捗に即して必要に応じて適宜出題します。 |
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成績評価の基準 /Grading Criteria |
評価基準は経済学科の統一基準を参照してください。 | ||
履修上の注意事項 /Remarks |
・本講義の対象は基本的に1年生とします。 ・本講義では地域に関する取材を行う課題をレポートとして出題します。 ・授業に基づき、各自で地域課題等の調査を行います。 |
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実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当する/Yes | ||
実務経験の概要 /Outline of their practical experiences |
ゲスト講師の塚原敏夫氏は、野村證券、フレンチレストラン運営会社設立等を経て、2017年、酒造「緑丘蔵」を開設。2020年には大学構内として全国初の酒蔵「碧雲蔵」を帯広畜産大学内に開設。 | ||
実務経験と授業科目との関連性 /Relevance between their practical experiences and the course |
ゲスト講師の塚原敏夫氏は、小樽商科大学、帯広畜産大学、北見工業大学の3大学経営統合を契機に、各大学および各地域の特徴を活かした酒蔵を創設し、広域連携による事業展開を推進しており、この授業科目の趣旨を事業実践を通じて具体的に講義していただきます。 | ||
遠隔授業 /Online class |
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No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回(4/7) | イントロダクション 〜「グローバリズムと地域経済」の目的と課題〜 | 授業全体のイントロダクション。 | |
2 | 第2回(4/14) | 地域の成り立ちと特徴①(蝦夷地と北海道) | 蝦夷地と北海道の成立過程について歴史的に解説。 | |
3 | 第3回(4/21) | 地域の成り立ちと特徴②(小樽) | 小樽の成り立ちと特徴について歴史的に解説。 | |
4 | 第4回(4/28) | 地域の成り立ちと特徴③(帯広) | 帯広の成り立ちと特徴について歴史的に解説。 | |
5 | 第5回(5/12) | 地域の成り立ちと特徴④(北見) | 北見の成り立ちと特徴について歴史的に解説。 | |
6 | 第6回(5/19) | 地域課題とその解決①(観光まちづくり) | 地域課題とその解決の具体的事例として観光まちづくりについて解説。 | |
7 | 第7回(5/26) | 地域課題とその解決②(ご当地グルメ) | 地域課題とその解決の具体的事例として「ご当地グルメ」について解説。 | |
8 | 第8回(6/2) | 地域課題とその解決③(広域連携) | 地域課題とその解決の具体的事例として様々な広域連携について解説。 | |
9 | 第9回(6/9) | 地域課題とその解決④(ダークツーリズム) | 地域課題とその解決の具体的事例としてダークツーリズムについて解説。 | |
10 | 第10回(6/16) | 地域課題とその解決⑤(サブカルチャーとICT) | 地域課題とその解決の具体的事例としてサブカルチャーとICTについて解説。 | |
11 | 第11回(6/23) | 実践編①(地域課題の見つけ方) | 地域課題の見つけ方について実践的に解説。 | |
12 | 第12回(6/30) | 実践編②(調査と取材の方法) | 調査と取材の方法について実践的に解説。 | |
13 | 第13回(7/7) | 実践編③(文章表現の方法) | 文章表現の方法について実践的に解説。 | |
14 | 第14回(7/14) | 実践編④(ゲスト講師による講義)担当:塚原敏夫 | ゲスト講師の取り組みを元にした講義。 | |
15 | 第15回(7/21) | 総括 | 授業全体の総括。 |