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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 基礎ゼミナール 宮田
担当教員(所属)/Instructor 宮田 賢人 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 共通科目
開講学期/Semester 2021年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 金/Fri 5
対象所属/Eligible Faculty 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School
配当年次/Years 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2021/02/28
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
 本ゼミナールの目的は、大学での学習に必要不可欠な以下の3つの基礎的なアカデミックスキルを向上させることです。
 ① 適切な情報を探索し、それを正確に要約しつつ理解するインプットの能力 
 ② インプットされた情報を批判的に吟味する能力
 ③ 吟味された情報をふまえつつ、自身の主張や見解を論理的かつ説得的に
   他者に対して提示するアウトプットの能力
 
 より具体的には、以下のワークを通じて能力の向上を試みます(履修者の数に応じて、ワーク内容は調整の可能性あり)。 
 ・信頼性のある情報・文献の探し方についての学修(①のため)
 ・文献をクリティカル(批判的)に読む方法(②のため)
 ・映画『The COVE』の鑑賞
 ・学術文献の要約/報告/議論(②のため)
 ・論証的レポートの書き方についての学修(③のため)
 ・レポート(2000字程度)の執筆とプレゼンテーション(③のため)

 なお、本ゼミナールは原則的に「対面」で行います(ハイブリッドの形態も取りません)。
達成目標
/Course Goals
・信頼できる情報へアクセスできるようになる
・テクストの論理を正確に読みとり、また、それを損なうことなく要約できるように
 なる 
・アカデミックライティングの基礎を習得し、論理が明快かつ説得的な文章を書ける
 ようになる
・自身の主張や見解を簡潔かつ論理的に話せるようになる
・映画『The COVE』が提起する諸論点(人間と動物の関係、伝統と道徳的価値
 の関係、市民的不服従・遵法責務の問題 etc.)にかんして、自分の考えを話せ
 るようになる
授業内容
/Course contents
第1回 基礎ゼミナールの目的(イントロダクション)
第2回 報告レジュメの作り方と図書館の使い方 
第3回 クリティカル・リーディング:文献を批判的に読む方法
第4回 映画鑑賞(『The COVE』)
第5-10回 文献報告の練習 
「動物を食べる(狩る)ことはいかなる営みか?動物には人間と同等の権利があるのか?道徳や倫理は文化・伝統に対して相対であるか/あるべきか?私には自らの道徳的価値観に合致しない法を遵守する義務はあるのか?場合によっては、自らの良心に基づいて法に背いてもよいのではないか?」といった『The COVE』の提起する重要な諸論点を扱った文献を報告し、それを通じて文献報告の練習をしてもらいます。現時点では、以下のような文献(の一部)を取り上げる予定です。参加者の希望・関心に応じて変更の余地あり。 

 -檜垣立哉『食べることの哲学』
 -ジェームズ・レイチェルズ『現実をみつめる道徳哲学』
 -ピーター・シンガー『実践の倫理』
 -ヘンリー・D・ソロー『市民の反抗』 etc.  

第11回 アカデミックライティングの基本:論証型レポートの書き方 
第12回 パラグラフ・ライティングの理論 
第13回 パラグラフ・ライティングを実践する
  - 『The COVE』を題材として、レポートの執筆(2000字程度) -
第14回 プレゼンテーション①
第15回 プレゼンテーション②
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
文献報告の回で報告対象となっているテクストは欠かさず読んだ上で、ゼミナールに出席すること(たとえ、自分が報告担当でない回でも)。
使用教材
/Teaching materials
指定の教科書はありません。必要な資料や文献は該当箇所のコピーを配布します。

もっとも、以下の2つは手元において自習の際に参照することを推奨します。
- 戸田山和久(2012)『論文の教室〔新版〕』、NHK出版
- 福澤一吉(2012)『クリティカル・リーディング』、NHK出版
成績評価の方法
/Grading
議論やワークへの積極的な参加、課題への真摯な取り組み、文献の報告および出席、の3要素で総合的に評価します。
成績評価の基準
/Grading Criteria
最高点を100点とした上で、議論やワークへの積極的な参加(20%)、課題レポート(50%)、文献の報告・出席(30%)の比率で評価します。  
 成績評価と点数との関係は以下のとおりです。
 秀:成績評価の総合点数が100点~90点
 優:89点~80点
 良:79点~70点
 可:69点~60点
 不可:59点以下
したがって、「秀」「優」の評価を獲得するためには、議論への積極的参加が不可欠です。また、課題レポートが未提出の場合は、直ちに「不可」の評価となります。さらに、「定期試験欠席届」の実施要項に該当しない事由で、3回以上欠席した場合は、課題レポートを提出した場合であっても不可とします。
履修上の注意事項
/Remarks
定員(15名)をオーバーする数の受講生が本ゼミナールを希望した場合は、哲学・倫理学・法哲学・政治哲学・社会哲学・経済哲学に関心のある受講生を優先的に受けいれます(遺憾ながら定員がオーバーしてしまった場合、哲学や倫理学を受講登録していることや、志望理由から興味関心や熱意が読み取れるといった要素を勘案するつもりです)。
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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