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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 基礎ゼミナール 岩本
担当教員(所属)/Instructor 岩本 尚禧 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 共通科目
開講学期/Semester 2021年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 月/Mon 3
対象所属/Eligible Faculty 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School
配当年次/Years 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2021/02/23
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
法律学の特性を3つ挙げるなら、①解釈、②説得、③総合学です。これらを理解することが、本授業の目的です。本授業が「ゼミ」形式であることを考慮して、特に②説得に重点を置きます。
達成目標
/Course Goals
正しい資料、裏付けに基づき、自分の考え方を相手に正確に伝え、異なる考え方を持つ相手に自分の考え方を納得させることができるようにすることを目指します。
授業内容
/Course contents
第1週(4月12日):法律学の特性について 
 法律学の3要素:①解釈、②説得、③総合学の意味を確認します。

第2週(4月19日):批判的思考について 
 「説得」の前提として、相手の意見を批判する必要があります。そして、その批判は、論理的でなければなりません。新聞記事を用いて、批判的思考について考えます。

第3週(4月26日):裁判所の判決を批判してみよう
 裁判とは、弁護士または検察官が裁判所(裁判官)を説得するための手続きである、と言い換えることができます。弁護士または検察官は相手の弁護士または検察官の主張を批判し、自分の考え方を裁判所に認めさせ、勝訴を目指す必要があります。また、もし敗訴した場合、弁護士または検察官は、裁判所の判決をも批判し、自分の考え方を上級裁判所に納得させて、逆転勝訴を目指す必要があります。裁判官といえども「ただの人」です。その判決は常に批判の余地があります。この点について考えてみましょう。
 裁判例の読み方・探し方についても確認します。

第4・5週(5月10日・5月17日):【討論】死刑制度は維持されるべきか
 死刑制度に賛成ですか?それとも反対ですか?ゼミ生にはそれぞれ死刑維持派チームと死刑廃止派チームに分かれてもらい、討論・議論してもらいます。
 維持派と廃止派は、それぞれチームとして活動し、自説の根拠となる資料を集めてもらいます。それを5月10日に開示してもらい、それぞれの自説の概要を説明してもらいます。そして、そこで提示された資料「だけ」を根拠として、5月17日に討論・議論してもらいます。5月10日に提示されなかった資料を、5月17日の討論にて使用することはできません。討論の場では、一方は他方に対して常に主張内容の根拠の提示を求めることができるものとし、その根拠を提示できなかった場合、その主張は無効とします。
 なお、維持派と廃止派の分け方、そしてチームの分け方は、くじ引きで決めます。

第6週(5月24日):法律映画を見よう(仮:「12人の優しい日本人」)
 この映画から、どのような法律問題を読み取ることができるでしょうか?

第7週(5月31日):裁判所の判決を批判してみよう
 「第3週」と同趣旨です。

第8・9週(6月7・14日):【討論】金銭解雇制度は導入されるべきか
 金銭解雇制度に賛成ですか?それとも反対ですか?そもそも金銭解雇制度とは何か?以下は第4・5週と同趣旨です。

第10週(6月21日):卒業論文について考えてみよう①*中間試験日程(対面)
 いずれ卒業論文を執筆しなければなりません(早期卒業は例外)。可能な限り早い段階で卒論テーマを決定し、内容を検討しておくことは、卒論の精度を高めるために有意義です。また、3年次から始まる研究指導(いわゆるゼミ)の選考において、卒論の内容をプレゼンできれば、先生にやる気が伝わり、採用率が上がるかも?
 各ゼミ生に卒論のテーマにしたい題材を選んでもらい、それを題材として選んだ理由や自分の考え方などを発表してもらいます。

第11週(6月28日):卒業論文について考えてみよう②*中間試験日程(遠隔)
 第10週の続きです。

第12・13週(7月5・12日) 【討論】夫婦別姓制度は導入されるべきか
夫婦別姓制度に賛成派と反対派に分かれて討論してもらいます。以下は第4・5週と同趣旨です。

第14週(7月19日):法律映画を見よう(仮:「それでもボクはやっていない」)
 第6週と同趣旨です。

第15週(7月26日):総括
 法律は私たちの社会において、何のために存在し、どのように機能しているのか?を考えよう。
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
既に予定されている各回の授業内容について、各自で予習してください。
使用教材
/Teaching materials
なし。
成績評価の方法
/Grading
①ゼミ中の発言の質・量で成績を評価します。
②無断の欠席・遅刻が一度でもあれば、単位は出ません。
成績評価の基準
/Grading Criteria
①「法律学」の意義を理解でき、かつこれを十分に実践できた場合は「秀」
②「法律学」の意義を理解でき、かつこれを実践できた場合は「優」
③「法律学」の意義を理解できた場合は「良」
④とりあえず無断の欠席・遅刻が一度もなかった場合は「可」
履修上の注意事項
/Remarks
以下の点に注意してください。
①本ゼミは、「企業法学科」希望者のみ応募できます。
②本ゼミは、「対面」授業にて実施されます。(換気扇を常時稼働させ、かつソーシャルディスタンスを維持し、可能な限り感染の予防に努めます)
③本学または行政の指示により、対面授業の実施が困難となった場合は「遠隔」授業へ移行することがあります。
④募集定員を超えた場合は、抽選を行います。
実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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