科目一覧へ戻る | 2023/03/27 現在 |
科目名/Subject | 知的財産法 |
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担当教員(所属)/Instructor | 才原 慶道 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2020年度/Academic Year 後期/Fall Semester |
開講曜限/Class period | 他 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部/Faculty of Commerce |
配当年次/Years | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 4 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2020/02/28 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
いわゆる知的財産法のうち、著作権法を取り上げます(特許法や意匠法など、他の知的財産法についても、必要に応じて言及します。)。また、アメリカ合衆国の著作権法にも触れることがありますので、そのときは英文を読んでもらうことになります。 この授業の目的は、それ自体は物理的実体を有するわけではない知的財産が、どのように法的に保護されているのかを理解することです。 受講者との対話を通じながら、授業を進めていきますので、受講者は、適宜、発言を求められることになります。 |
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達成目標 /Course Goals |
著作権法に関する基礎的な知識を習得すること。 習得した基礎的な知識を用いて、具体的な事案を法的に分析し、その結果を論理的に表現することができるようになること。 |
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授業内容 /Course contents |
Ⅰ 知的財産権(第1~3回) 林誠司編『カリンと学ぶ法学入門』第11章 最判平成24年2月2日平成21年(受)第2056号…① 最判平成16年2月13日平成13年(受)第866号…② Ⅱ 著作権法 1 著作物性(創作的な表現)(第4~8回) 知財高判平成17年10月6日平成17年(ネ)第10049号…③ 東京地判平成13年5月25日平成8年(ワ)第10047号…④ 知財高判平成27年4月14日平成26年(ネ)第10063号…⑤ 2 依拠(第9回) 3 類似性(第10~15回) 最判平成13年6月28日平成11年(受)第922号…⑥ 最判平成13年10月25日平成12年(受)第798号…⑦ 駒田泰土「著作物と作品概念の異同について」知的財産法政策学研究11号145~161頁 4 法定の利用行為(第16~20回) 最判平成14年4月25日平成13年(受)第952号…⑧ 最判昭和63年3月15日昭和59年(オ)第1204号…⑨ 東京地判平成15年1月29日平成14年(ワ)第4237号…⑩ 最判平成23年1月20日平成21年(受)第788号…⑪ 5 著作権の制限規定(第21~23回) 最判昭和55年3月28日昭和51年(オ)第923号…⑫ 6 存続期間(第24回) 最判平成9年7月17日平成4年(オ)第1443号…⑬ 7 著作者(第25~27回) 最判平成5年3月30日平成4年(オ)第797号…⑭ 最判平成15年4月11日平成13年(受)第216号…⑮ 8 著作者人格権(第28~30回) 最判平成13年2月13日平成11年(受)第955号…⑯ (上記の回数はおおよその目安です。授業の進度によって前後することがあります。ただし、そのうちの1回は中間試験に充てられます。) また、特に取り上げることを予定している判決や文献を挙げています。ただし、新しい判決の登場など、必要に応じて追加・変更することがあります。 |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
事前学修として、 下記『著作権法入門』の指定された部分をよく読んでくること。 指定された判決や文献があれば、それらも読んでくること。特に判決については、 ①事案 ②法律上の争点 ③争点に対する裁判所の判断 を把握し、当てられたらすぐに答えられるようにしてくること。 事後学修として、 各自がこれまで培ってきた方法による復習。 授業の中で紹介された参考文献などがあれば、それにも目を通しておくこと。 |
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使用教材 /Teaching materials |
島並良=上野達弘=横山久芳『著作権法入門』(第3版、2020年、有斐閣) |
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成績評価の方法 /Grading |
出席点(満点10点)、中間試験の得点(満点45点)、期末試験の得点(満点45点)の合計によります。 なお、出席点は、「欠席届」の提出の有無にかかわらず、実際に授業に出席したときにしか付きません。 |
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成績評価の基準 /Grading Criteria |
著作権法に関する基礎的な知識を習得するとともに、試験問題中の論点を的確に指摘し、結論を論理的に導くことができたか否かが、合格ラインです。詳しくは、オリエンテーションの際に説明します。 | ||
履修上の注意事項 /Remarks |
毎回(ただし、履修科目選択期間は除きます。)、出欠をとります(出席した人は出席票に署名してください。出席票への代筆は禁じます。もし代筆が判明した場合は、代筆を頼んだ人も代筆をした人も、出席点は0点として成績評価します。)。 授業には、上記『著作権法入門』を持参してください。また、著作権法等の条文を授業中に随時参照することができるようにしておいてください。 試験では、六法を含め、一切持ち込みは認められませんので、注意してください。 やむを得ない事由により試験を受験することができない学生が、代替措置を求める場合は、教務課へ「定期試験欠席届」(通常の「欠席届」とは異なるものです。)を提出するという手続を必ず踏んでください。なお、各自、「定期試験欠席届取扱要項」(ちなみに、「2019年度 履修の手引き 昼間コース用」では、207頁)を参照しておいてください。 いわゆる救済措置は一切執りません。 なお、成績評価に不服があるときは、「(4)成績評価の内容確認、異議があった場合について」(ちなみに、「2019年度 履修の手引き 昼間コース用」では、77頁)に記載された手続に従ってください。 |
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実務経験者による授業 /Courses conducted by the ones with practical experiences |
該当しない/No | ||
遠隔授業 /Online class |
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