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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 情報機器概論
担当教員(所属)/Instructor 金子義之 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 教職科目
開講学期/Semester 2019年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 火/Tue 4
対象所属/Eligible Faculty 商学部/Faculty of Commerce
配当年次/Years 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2019/02/13
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
 社会では、情報化の進展に主体的に対応するため、広く普及し多くの活動の場面で利用されている情報機器(以下、ICT機器と記載)を積極的・効率的に活用する等、情報及び情報技術の活用能力を育成することが求められている。教育現場でも教育環境や教育機器が多様化・複雑化しており、特にICT機器はその種類の多さ、高性能化等により、その活用範囲は広がっている。教員はこのような状況の中において、情報機器を授業中はもちろん学校業務全体で適切にしかも効果的に活用することが望まれている。
 こうした状況の中、本科目は、平成10年文部省令「教育職員免許法施行規則」の改定によって教員免許の取得に「情報機器の操作」2単位が義務づけられたことによりできた科目である。教員養成課程において「日本国憲法」、「体育」、「外国語コミュニケーション」各2単位に加え、情報リテラシ教育が必修となった。
 そこで授業は、ICT機器を教員として教科指導上はもちろんのこと、校務処理等でも積極的、効果的に活用できるようにすることを主たる目的とする。さらに、ICT機器を生徒たちに活用させたり、指導したりすること等も含め、教育活動全体にICT機器を通じて情報リテラシ教育を推し進めるために必要となるものである。
 ICTに関する知識や各種ソフトウエアの習得、そして情報化社会での情報技術が果たしている役割や影響を理解することにより、学校だけでなく、社会活動全般において、自らICT機器やソフトウエアなどの取扱方法や操作方法、活用方法をわかりやすく説明し、効率的に活用してもらうなど、情報教育の発展の役割も担っている。
達成目標
/Course Goals
 本授業は、前記「授業の目的」を達成すべく、教育現場において情報機器(パソコンを中心)と各種ソフトウエアを活用して様々な教材用コンテンツを作成したり、校務上必要なデータを収集・編集・分析したり、効果的なプレゼンテーション資料を作成したりするため、時代の流れも考慮しながら、ICT機器やソフトウエアの使用方法を実習中心に学び、ICT機器を全般に関する幅広い知識を理解・修得することを目標とする。さらに、こうした学習が、学校現場だけでなく一般社会においても必要なことであり、様々な環境下で日常的にICT機器を活用するために必要なことであることを理解する。
 なお、ソフトウエアの活用も含め、入門から応用分野にまで結び付くような、有用で深い内容を予定している。また、授業は基本的に実習の形式をとるが、座学による授業の形式も随時取り入れる。さらに、内容によって既に進んだ知識・技能を持っている学生については個別に課題を設定する。
授業内容
/Course contents
 ICT機器・視聴覚機器を使用した実習形式、授業形式、そして一部問答などの対話形式で授業を実施する。学生は情報機器を使用した実習中心に、次に示す内容を学習する。
 なお授業の進捗状況に応じてテーマや内容を多少変更する場合がある。
第1回 オリエンテーション
   「情報機器概論」の教職科目としての位置づけと、授業での取組内容
第2回 ICT機器を活用した情報伝達ツールの効果的活用
第3回 Officeソフト(Office suite)と様々なツールの効果的活用
第4回 ワープロソフトによる文書の効果的表現(編集機能と書式設定)
第5回 メタファイルによる効果的活用と表現方法(ベクタ形式)
第6回 画像の効果的活用と表現方法(ラスタ形式)
第7回 ICT機器 (プリンタなど周辺機器の) の効果的活用(きれいでエコな印刷)
第8回 Officeソフトの、実務にも有効な各種拡張機能の効果的活用
第9回 表計算ソフトの、書式設定・グラフ・計算機能の効果的活用
第10回 表計算ソフトの、多様な表示機能を活用した効果的プレゼンテーション
第11回 Officeソフト間のデータリンクによる連携方法と、その効果的活用
第12回 プレゼンテーションソフトの活用とコミュニケーションの基礎
第13回 プレゼンテーションソフトと他のOfficeソフトとの連携
第14回 ① Officeソフト以外で、実務で多く活用されるファイルの処理
    ② ネットワークとICT機器の発達が、教育・生活に及ぼす影響について
第15回 ① 社会の情報化と北海道における「教育の情報化」
    ② ネットワーク社会の情報発信と、問題点(情報の管理と運用)
使用教材
/Teaching materials
 毎時間、本学の教育支援・学修管理システムである「manaba」上に「本時の学習内容」として必要な内容をすべて掲載する。授業中は、モニターで表示しているが、必要資料(ファイル)は、ダウンロードをして活用できる。
 なお、別にハンドアウトも必要に応じて用意し、配布する。
 また、参考図書・文献については【参考書等】を参照すること。その他、その都度別途紹介する。
成績評価の方法
/Grading
① 出席を重視する。実習が中心となる授業であるため、試験は実施しない。
② 毎時間実施する授業に対する自己評価(感想や意見も含む)と、授業中に実施した実習課題の提出物、期日まで指定された提出物等の内容を重視する。さらに、授業参加姿勢(欠席、遅刻、早退状況を含む)等も含め、学習活動のすべてを観点別(関心・意欲・態度、思考・判断・表現、技能、知識・理解)に分類し、下記の成績評価の基準により総合的に評価する。
成績評価の基準
/Grading Criteria
自己評価(40%)、課題提出は(40%)、その他、出席状況や積極性等(20%)を観点別に評価する。
・秀(100%~90%) 授業の内容について秀でた理解力を有し、その都度実施する課題・レポート等(意見・質問等も含む)への取組が秀でている。
・優( 89%~80%) 授業の内容について優れた理解力を有し、その都度実施する課題・レポート等(意見・質問等も含む)への取組が優れている。
・良( 79%~70%) 授業の内容について理解力を有し、その都度実施する課題・レポート等(意見・質問等も含む)への取組が良い。
・可( 69%~60%) 授業の内容について基本的な内容について理解力を示し、その都度実施する課題・レポート等(意見・質問等も含む)へ取り組んだ。
・不可( 59%~0%) 授業の内容について理解が不十分で、その都度実施する課題・レポート等(意見・質問等も含む)への取組も不足している。
履修上の注意事項
/Remarks
・本授業ではICT機器(パソコン)を使用するので、事前に自分の学内ネットワークのID及びパスワードを確認し、大学から付与されるメールアドレスを必ず確認しておくこと。特に、新入生においては、実習室のコンピュータから大学のネットワークにアクセスし、大学のメールが利用できることを確認しておくこと。
・授業中に機械本体の不都合や、操作上の問題が生じた場合、授業中でも直ちに連絡すること。なお、授業中に生じた質問・疑問等は、その場で解決できない場合は、必ずメール等で質問するなど、解決する努力をすること。
・提出する資料等も含め、宛先のメールアドレスは「y-kaneko@otaru-uc.ac.jp」

【参考書等】
「高等学校学習指導要領」(平成21年3月・文部科学省)
<http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2011/03/30/1304427_002.pdf>
「教育の情報化に関する手引」(平成22年10月・文部科学省)
<http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/1259413.htm>
北海道の「教育の情報化」
(平成21年3月・北海道立教育研究所附属情報処理教育センター)
<http://www.ict.hokkaido-c.ed.jp/ict/cn21/d_1.html>

遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
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