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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 市場システム論I
担当教員(所属)/Instructor 高宮城 朝則 (商学部)
授業科目区分/Category 夜間主コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2019年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 水/Wed 7
対象所属/Eligible Faculty 商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School
配当年次/Years 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2019/02/23
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
この授業では市場にかかわる様々な文献を講読することを通じて、市場システムへの多角的な理解と視点を獲得することを目的とする。市場は売手と買手が出会う場であり、取引・交換が達成される場でもある。この授業では市場システムへの中心的アプローチである流通論やマーケティング以外に、より広く市場にかかわる様々な文献を取り上げ、市場概念の広さと深さを理解することを狙いとする。
授業は一般的な文献講読の進め方にしたがって行う。すなわち、取り上げる文献について予め受講者のなかから担当者を指名する。担当者は資料を作成し、授業時間に報告を行う。その後、全体での質疑応答を行う。取り上げる文献資料は紙媒体で毎回配付する。担当者の報告資料はManabaにおいて配信し閲覧に供する。
達成目標
/Course Goals
1.ミクロ、マクロの両面から市場概念の多様性(広さと深さ)を捉える視角を養う。
2.ビジネス・経済・社会にかかわる基礎的・入門的な文献を読みこなすスキルを身につける。
3.以上を通じてものの読み方や問い方には多様なものがあるのだということを学ぶ。
授業内容
/Course contents
第1回のオリエンテーションにつづき、以下のトピックについて各3本程度の文献(学術書・学術論文、雑誌記事など)を取り上げる。
1.ミクロ・マーケティングの発想と転換(第2~4回)
2.マクロ・マーケティングの視座(第5~7回)
3.交換・取引の原義を探る(第8~10回)
4.社会・文化と市場(第11~13回)
5.全体をとらえる(第14、15回)
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
事前学修
・毎回事前に配付される文献資料を通読すること。
・文献中で不明な語句などは予め調べておくこと。
・指名された担当者は報告資料を作成し、Manabaにアップロードすること。

事後学修
・授業中の質疑応答に応じて課題を出すので、それに取り組むこと。
・その結果を次回の授業で発表すること。
使用教材
/Teaching materials
教科書は指定しない。
授業で取り上げる予定の文献は以下の書籍の一部であるが、他の文献も取り上げる。

・クレイトン・M・クリステンセン (2017) 『ジョブ理論』 ハーパーコリンズ・ジャパン
・栗木契、横田浩一編 (2018) 『デジタル・ワークシフト』 産学社
・ハンス・ロスリング他 (2019) 『ファクトフルネス』 日経BP社
・ジェフリー・ミラー (2017) 『消費資本主義』 勁草書房
・吉川尚宏 (2018) 『「価格」を疑え』 中央公論新社
・ケネス・ガーゲン他 (2018) 『現実はいつも対話から生まれる』 ディスカバー・トゥエンティワン
成績評価の方法
/Grading
下記の合計で成績評価を行う。
① 授業への参加度(課題の取り組みおよび発言)60%
② 期末試験 40%
成績評価の基準
/Grading Criteria
上記①〜②の合計に基づき以下の通り評価を行う。
 秀:90%以上
 優:80%以上90%未満
 良:70%以上80%未満
 可:60%以上70%未満
評価では、基礎的な概念や論理の理解度、授業における課題への取り組み・発言の貢献度、主張の明確さ、論理性の高さを主な基準とする。
履修上の注意事項
/Remarks
・この授業は文献講読を行うので、予習として事前配付される資料を読んでおくことが必須となる。
・取り上げる文献資料は各回10~20頁程度のものになるので、相応の予習(読書)時間がかかることを念頭において履修・受講すること。
・この授業では出席確認はしない。授業中に発言した受講者の名前・学籍番号は授業の終了時に確認を行う。
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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