科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | 経済書講読II |
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担当教員(所属)/Instructor | 山梨 顕友 (商学部) |
授業科目区分/Category | 夜間主コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2019年度/Academic Year 後期/Fall Semester |
開講曜限/Class period | 火/Tue 7 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School |
配当年次/Years | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2019/02/28 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
経済学は使うことができる量が限られているものをどのように使うか考える学問です。例えば、石油タンクに燃料がいっぱいまで入っているとき、その燃料はさらにたくさんの燃料を手に入れようとしている人が使うべきでしょうか?それとも今日の暮らしに役立てたい人が使えばよいでしょうか?経済学者は、この燃料が市場を用いて配分されることで望ましい結果を実現できると考えています。こうした考えは古くは「神の見えざる手」などと呼ばれる経験に基づいた知識でしたが、現代ではミクロ経済学により理論的に導かれる結論です。その一方で、現実には市場が期待されるほど良い結果をもたらさない例がたくさんあります。こうした市場がもつ欠陥点は「市場の失敗」と呼ばれており、いくつかの原因ごとに分類されています。経済のグローバル化が進み市場が様々な事柄を決めるようになった現代では、市場の持つ利点のみでなく難点についても理解しておくことが必要です。そこでこの授業では市場のもつ望ましい性質や、市場の問題点について個別に検討して学んで行きます。 | ||
達成目標 /Course Goals |
1.簡単な経済の下で需要・供給関数および市場均衡を具体的に計算することにより,消費者および生産者の行動についての理解を深める。 2.市場が効率的に資源配分を決めること(市場均衡がパレート効率的であること)を理解する。 3.独占、外部性、公共財、情報の非対称などが原因となる市場の失敗について理解する。 |
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授業内容 /Course contents |
演習形式で具体的な問題の解法を習得することを通して一般均衡モデルを学びます。 授業で用いる数学的手法は高校で教わる数学知識があれば十分ですが、忘れている人も多いので最初の数回の授業で復習します。特に微分を用いた関数の最大化は経済学で広く用いられる手法ですのでこの機会に覚えましょう。そのあと、需要関数、供給関数、および市場均衡について学びます。授業の後半では、市場の効率性や市場の失敗など、市場メカニズムが持つ重要な性質について学ぶ予定です。 |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
授業で解説した基本的な問題を十分に理解して、類似した問題を解くことができると良いです。 | ||
使用教材 /Teaching materials |
授業で用いる資料は随時配布します。 | ||
成績評価の方法 /Grading |
試験、レポート等提出物、および授業への参加の積極性に応じて評価します。授業で演習問題を発表した人は評価が高いです。 | ||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
基礎的な数学的手法を習得した上で、需要関数、供給関数、および市場均衡について理解できると良いです。ミクロ経済学や数学が苦手な人は授業に積極的に参加するようにしましょう。具体的に評価をどう行うかは初回に説明します。 | ||
遠隔授業 /Online class |
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