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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 経済思想史
担当教員(所属)/Instructor 生垣 琴絵 (商学部)
授業科目区分/Category 夜間主コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2019年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period
対象所属/Eligible Faculty 商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School
配当年次/Years 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2019/02/27
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
「経済思想史」は,経済理論や経済政策の基礎となり,その基本概念や体系を方向づける学問である。本講義では,代表的な経済学者の思想に焦点をあて,その思想が誕生する背景となる時代的な特徴や経済学者の基本的な思考様式について習得することを目的とする。また,高校の「世界史」,「倫理」,「政治経済」で学習した内容を確認しながら,日常生活の身近なテーマついて自分で考え,参加者で議論し,現代の経済・社会を見る眼を養ってもらいたいと考えている。
 授業は,講義形式と協同学習の形態を組み合わせて行う。基本的には,スライド,板書,配布資料などを用いながら時代背景や経済学者の思想を解説する。そのほか,課題プリントなどを用いて,理解度の確認やグループディスカッションを行う予定。
 本科目の履修を通して獲得が期待される能力・技能は以下の通りである。
・経済学の誕生をめぐる歴史や代表的な経済学者の思想を体系的に理解することができる。
・経済思想の観点を踏まえて,現代の経済・社会の諸問題について自分の力で考え,意見を述べることができる。
達成目標
/Course Goals
・(主たる目標)経済学者たちがそれぞれの時代にどのような問題に直面し,どのような思想を展開したのかを確認する。
・(従たる目標)思想史的な観点を踏まえて,自分の力で現代の経済政策などを評価するための判断基準を身につける。
授業内容
/Course contents
0. イントロダクション 経済思想とは何か,何を学ぶのか
1. J. ロック(第1,2講) ・・・ テキスト1〜14頁
2. A. スミス(第3,4講) ・・・ テキスト15〜33頁
3. K. マルクス(第5,6講) ・・・ テキスト47〜60頁
4. T. ヴェブレン(第7,8講) ・・・ テキスト91〜104頁
5. J. M. ケインズ(第9,10講) ・・・ テキスト105〜123頁
6. F. A. ハイエク(第11,12講) ・・・ テキスト125〜143頁
7. 近代日本の経済思想(第13,14講)
8. 最終試験(第15講)
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
経済学の誕生をめぐる歴史や思想的背景について学ぶために必ず予習課題に取り組むようにしてください。その際,教科書の該当箇所をよく読むことが求められます。また,事後課題では,自身が何をどこまで理解したのかを明らかにするとともに,現代経済の諸問題との結びつきや,経済学そのものの理解にどう関係しているかなどについて,より深く考察することが重要となります。その他,以下のような基本的事項について事前に確認をしておくようにしてください。
・講義で取り上げる経済学者の生きた時代背景(歴史)を確認する。
・教科書内で出てきた用語の意味について調べる。
使用教材
/Teaching materials
テキスト:江頭進『はじめての人のための経済学史』新世社,2015年。
参考文献:必要に応じて適宜紹介する
資料:講義時に適宜配布する
成績評価の方法
/Grading
予習課題および事後課題(40%)と最終試験の成績(60%)によって総合的に評価する。
成績評価の基準
/Grading Criteria
経済学科の基準による。
履修上の注意事項
/Remarks
・受講に際して,高校の世界史,倫理,政治経済などをよく復習しておくこと。
・現代経済における諸問題について,経済思想史的な観点から考えることを意識する。
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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