科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | 歴史と社会 |
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担当教員(所属)/Instructor | 醍醐 龍馬 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 専門共通科目 |
開講学期/Semester | 2019年度/Academic Year 後期/Fall Semester |
開講曜限/Class period | 水/Wed 3 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部/Faculty of Commerce |
配当年次/Years | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2019/03/11 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
本授業では、小樽を含む北方地域との関わりから幕末明治期の日露関係史を学び、歴史研究とは何かを体感する。幕末の日露和親条約で帰属未定となった樺太は、樺太島仮規則で日露雑居地となり北方領土問題化した。明治時代に入ると、樺太千島交換条約が結ばれこの問題に終止符が打たれた。しかし、日露戦争により再び樺太の領有権が問題となる。日露戦争終盤、講和会議を前に日本軍は樺太を占領し、ポーツマス条約では北緯50度以南の樺太の割譲が決まった。これを受けて小樽では、具体的な国境画定の詳細について会議が行われた。現存する旧日本郵船小樽支店の建物内で開かれた、いわゆる樺太国境画定会議である。上記一連の流れを、先行研究を輪読しながら把握する。同時に研究が少ない樺太国境画定会議については、グローカルな視点から関連する一次史料を渉猟しその実態解明を目指す。 | ||
達成目標 /Course Goals |
先行研究の批判的検討や史料を精読する技術を身に着ける。地域の視点から世界を見る目を養う。 | ||
授業内容 /Course contents |
具体的には以下の流れに沿って、関連する論文講読及び史料講読を行う。 前史の整理 ①日露和親条約 ②樺太島仮規則 ③樺太千島交換条約 ④ポーツマス条約 研究調査 ⑤樺太国境画定会議 参考文献 秋月俊幸『日露関係とサハリン島-幕末明治初年の領土問題-』筑摩書房1994 近藤清吉編『小樽市史蹟樺太国境劃定会議誌』北海道小樽市郷土研究会1939 |
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使用教材 /Teaching materials |
授業内で配布する。 | ||
成績評価の方法 /Grading |
平常点100% | ||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
2~3回程度の発表内容、議論への参加状況、出席状況など。 | ||
履修上の注意事項 /Remarks |
高校程度以上の日本近現代史の知識があること。 | ||
遠隔授業 /Online class |
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