科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | 金融市場論 |
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担当教員(所属)/Instructor | 斉藤 一朗 (商学研究科) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2019年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 月/Mon 4 , 月/Mon 5 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部/Faculty of Commerce |
配当年次/Years | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 4 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2019/02/24 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
高度に分権化された経済社会において、金融システムは経済活動に欠かすことのできないインフラストラクチャーのひとつであり、そのあり方は、私たちの生活や企業活動に著しい影響を及ぼします。本授業では、金融システムや金融機関マネジメントに関する基礎的な知識を習得するとともに、それを援用して、現代の金融を洞察する力を養うことを目的とします。 授業前半は主として講義形式で行い、PowerPoint等で作成した講義資料に基づいて進め、現代金融システムの基本的な構図を理解するために必要な分析フレームワークの解説に重点を置きます。また、講義の中では、適宜、今日的なトピックスを取り上げて、金融事象を理解するうえで、どのように分析フレームワークを適用すべきかについて講述します。 授業後半では、金融機関マネジメントに焦点を当て、具体的な金融機関を題材に、金融機関経営に関わるケース分析を通して、履修者自らが金融機関経営に内在する課題を発見し、課題に対する解決策を考える力を養います。 |
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達成目標 /Course Goals |
本講義の達成目標は以下のとおりです。 ・金融システムに関わる基礎的な理論を理解し、金融システムの意義や役割について、自らの言葉で説明できるようになること ・金融機関マネジメントをみる眼を養い、多様な観点から金融機関が直面する課題を発見し、それを解決する糸口をつかめるようになること |
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授業内容 /Course contents |
授業で取り上げるトピックスは、概ね以下のとおりです。詳細は、オリエンテーション時に説明いたします。 ・金融取引の意義と役割 ・貯蓄・投資と資金の過不足 ・金融取引のミクロ的基礎 ・金融取引における情報の不完全性 ・金融取引の諸類型 ・金融仲介の基本機能 ・証券会社の基本機能 ・金融システムのアーキテクチャー ・金融機関マネジメントに関わるケース分析 -金融機関の財務分析 -金融機関を巡るマクロ環境分析(PEST分析) -金融機関を巡る業界構造分析 -金融機関の価値連鎖分析 -金融機関のSWOT分析(機会/脅威と強み/弱み) -金融機関マネジメントの戦略評価 -戦略代替案の立案 |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
授業に臨む際には、manabaにアップロードした資料に、あらかじめ目を通しておいてください。また、ケース分析においては、指示した分析を各自行っておいてください。 | ||
使用教材 /Teaching materials |
テキストの指定はありません。授業で使用するレジュメ等については、適宜、manabaにアップロードします。参考文献としては、さしあたり以下の文献を挙げておきます。それ以外で必要な文献、資料およびデータについては、適宜、授業の中で指示します。 【参考文献】 内田浩史『金融』有斐閣、2017年 川西諭・山崎福寿『金融のエッセンス』有斐閣、2013年 藤原秀夫ほか『金融の仕組みと働き』有斐閣、2017年 福田慎一『金融論』有斐閣、2013年 吉野直行ほか『金融経済 実際と理論[第3版]』慶應義塾大学出版会、2017 |
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成績評価の方法 /Grading |
履修者には金融システムに関わる基礎的な知識を問うレポートと、金融機関マネジメントに関わるケース分析レポートに取り組んでもらいます。評価項目のウエイトは、以下のとおりです。 金融システムに関わる基礎的な知識を問うレポート (中間レポート) 50% 金融機関マネジメントに関わるケース分析レポート (期末レポート) 50% 具体的な課題や提出方法等については、授業中に適宜指示します。 |
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成績評価の基準 /Grading Criteria |
成績評価の基準は、以下の通りです。 秀:金融システムや金融機関マネジメントに関する理解と課題発見に秀 で、自らの言葉を用いての論述がきわめて明快であるもの。 優:金融システムや金融機関マネジメントに関する理解と課題発見に優 れ、自らの言葉を用いての論述が明快であるもの。 良:金融システムや金融機関マネジメントに関する理解と課題発見に優れ てはいるものの、論述にやや難があるもの。 可:金融システムを概ね理解しているものの、金融機関マネジメントに関 する課題発見や論述が常識的な範疇にとどまるもの。 |
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履修上の注意事項 /Remarks |
授業内容をより深く理解するためには、先に掲げた参考文献の併読を強くお薦めします。 金融用語等については、Web上での検索のほかに、以下に掲げる辞典等も参照してみてください。 『金融辞典』東洋経済新報社、1994年 『大月・金融辞典』大月書店、2002年 また、日本の金融制度については、以下の文献が基本的な文献としてあります。 鹿野嘉昭『日本の金融制度 第3版』東洋経済新報社、2013年 わが国における金融システムの変遷については、さしあたり次の文献を挙げておきます。 鹿野嘉昭『日本の金融制度 第3版』東洋経済新報社、2013年 日本銀行金融研究所編『日本銀行の機能と業務』有斐閣、2011年 |
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備考 /Notes |
教員の実務経験:有(銀行勤務経験) | ||
遠隔授業 /Online class |
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