科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | 社会と金融 |
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担当教員(所属)/Instructor | 宇土 至心 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2019年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 水/Wed 4 |
対象所属/Eligible Faculty | |
配当年次/Years | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2019/02/27 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
金融は私たちの日常生活にとても身近なものですが、応用経済学の1つでもあるため、取っ付きにくい印象もあるでしょう。この授業は金融論の初学者を対象とした科目です。金融の果たす役割や日本の金融政策について学びます。様々な金融問題について経済学的に分析し説明できるようになるための、金融の基礎知識を習得することが授業の目的です。高年次の金融論科目の基礎固めとしても有用です。授業はパワーポイントを用いた講義形式で進めます。配布資料をmanaba上にアップロードしますので、受講者は各自入手し、予習したうえで授業に出席してください。 本科目の履修を通して獲得が期待される能力・技能は以下の通りです。 ・金融機関や金融市場、金融政策など、金融の基礎知識を習得できる ・様々な金融問題について、習得した知識を用いながら、自分なりに説明できる ・与えられた数値を用いて、金利や利回りなどの計算ができる |
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達成目標 /Course Goals |
・金融の基礎知識を習得し、それを用いて金融の様々な仕組みを説明することができる ・金利や利回りなどの、金融に関する計算問題を解くことができる |
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授業内容 /Course contents |
1.ガイダンス 2.貨幣:貨幣の役割、貨幣の歴史、貨幣の定義、貨幣と物価 3.金融業務:預金業務、貸出業務、為替業務、証券投資、証券業務 4.銀行:役割と種類、日本銀行、銀行、信用創造論 5.銀行以外の金融機関:証券会社、投資信託委託会社、保険会社、ノンバンク 6.金融市場:金融市場の分類、短期金融市場、長期金融市場 7.金利:単利と複利、名目金利と実質金利、金利の決定要因、債券利回り 8.中間テスト(60分)+決済システム:資金決済、証券決済 9.デリバティブ:デリバティブの特徴、先物と先渡、スワップ、オプション 10.企業の金融:企業の資金需要、企業の資金調達、株式の投資指標 11.家計の金融:お金を借りる、お金を運用する、万が一に備える、老後に備える 12.金融政策の効果と手段:物価の安定、金融政策の効果、政策手段、常設ファシリティ 13.日本の金融政策:公定歩合政策、ゼロ金利政策、量的緩和政策 14.プルーデンス政策:信用秩序の維持、バーゼル規制、最後の貸し手、預金保険制度 15.金融制度の改革:金融自由化、金利の自由化、規制緩和、金融ビッグバン * 履修者人数等により変更・修正の可能性があります |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
様々な金融問題について経済学的に分析し説明できるようになるための、金融の基礎知識を習得するという本科目の目的を達成するために、日ごろから金融に関する記事やニュースに関心を持つように心がけてください。 ・manaba上の配布資料を事前に入手し、予習したうえで授業に出席すること ・日ごろから金融に関する記事やニュースに目を通すように心がけること |
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使用教材 /Teaching materials |
独自の授業資料(PDF)をmanaba上で配布する予定です。授業内容は、主として島村高嘉・中島真志(2017)『金融読本(第30版)』(東洋経済新報社)に基づきますが、その他の内容もできる限り多く取り入れていきます。 | ||
成績評価の方法 /Grading |
中間テスト(30%)および期末テスト(70%)で評価します。試験には電卓と定規があるほうがよいです。なお、小テストやレポート課題を課す場合があります。 | ||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
授業の目的および達成目標に照らし合わせて、以下の基準で評価します。 「秀」(90~100点):授業内容についての理解が極めて優れている。「優」(80~89点):授業内容についての理解が優れている。「良」(70~79点):授業内容についての理解が良好である。「可」(60~69点):授業内容について最低限の理解ができている。 |
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履修上の注意事項 /Remarks |
日商簿記3級程度の知識があるほうが望ましいです。そうでない方は自分で勉強したり調べたりするように心掛けてください。金融関連の各種資格試験(FP技能士3級や証券外務員2種など)についても念頭に置きながら、授業を進めていく予定です。 | ||
遠隔授業 /Online class |
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