科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | 国際マクロ経済学 |
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担当教員(所属)/Instructor | 廣瀬 健一 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2019年度/Academic Year 後期/Fall Semester |
開講曜限/Class period | 木/Thu 1 , 木/Thu 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部/Faculty of Commerce |
配当年次/Years | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 4 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2019/02/21 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
この授業では、学部標準レベルのミクロ経済学・マクロ経済学の知識を前提として、より上級レベルの現代マクロ経済学において主流となっているミクロ経済学的基礎付けに基づいた動学マクロ経済分析の手法を紹介し、そうした手法を用いた国際マクロ経済学の理論分析を講義します。なお、学部標準レベルの国際金融のテキストにも記載されているような伝統的な国際マクロ経済分析に関しては、担当教員が前期に開講する科目「国際金融と世界経済」において取り扱います。 | ||
達成目標 /Course Goals |
以下の段階を経て、国際マクロ動学分析の基礎的発想を理解することを目標とします。 Part Ⅰ:静学モデルの最適化行動および一般均衡分析に関する基礎的発想を理解する Part Ⅱ:Part Ⅰを応用して、国際マクロ動学分析の基礎的発想を理解する Part Ⅲ:Part Ⅱを応用して、より一般的なマクロ動学分析の基礎的発想を理解する Part Ⅳ:Part Ⅰ~Ⅲを応用して、リスクに関する経済分析の基礎的発想を理解する Part Ⅴ:Part Ⅰ~Ⅲを応用して、ニュー・ケインジアンの基礎的発想を理解する |
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授業内容 /Course contents |
Part Ⅰ 静学モデルの一般均衡分析 1. 家計の効用最大化問題と支出最小化問題の双対性 2. 企業の利潤最大化問題と費用最小化問題の双対性 3. 生産経済における一般均衡分析 4. 国際貿易モデルの一般均衡分析 Part Ⅱ 2期間モデルの国際マクロ経済分析 1. 消費・貯蓄および投資の決定 2. 動学的最適化に基づく経常収支の決定要因 3. 一般均衡における世界利子率の決定 Part Ⅲ 無限期間モデルの動学マクロ経済分析 1. 家計の動学的最適化問題:オイラー方程式の導出 2. 企業の動学的最適化問題:企業価値最大化およびトービンのq理論 3. 代表的個人の効用最大化による完全競争市場均衡の複製 4. 国際マクロ経済の一般均衡分析 5. 動学的最適化モデルにおける貨幣の導入 Part Ⅳ 確率的モデルによる不確実性(リスク)のマクロ経済分析 1. 期待効用理論 2. 国際間のリスク・シェアリング 3. stochastic discount factorによる資産価格理論 Part Ⅴ ニュー・ケインジアンのマクロ経済分析 1. new Keynesian modelとは? 2. new open economy macroeconomics 3. new Keynesian DSGE modelの基本構造 |
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使用教材 /Teaching materials |
特定の教科書は使用しません。参考文献は講義開始時に紹介します。 | ||
成績評価の方法 /Grading |
期末試験によって評価します。 | ||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
「経済学科 成績評価の統一基準」を参照して下さい。 | ||
履修上の注意事項 /Remarks |
2年次配当科目の「ミクロ経済学」・「マクロ経済学」、および、1年次配当科目の「統計学」は履修済みである(あるいは、同等の知識を自力で習得している)ことを前提条件とします。また、担当教員が前期に開講する3・4年次配当科目「国際金融と世界経済」も履修済みであることが望ましい。 | ||
遠隔授業 /Online class |
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