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授業情報/Course information

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科目名/Subject 社会思想史IB
担当教員(所属)/Instructor 西永 亮 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 共通科目
開講学期/Semester 2019年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 金/Fri 4
対象所属/Eligible Faculty 商学部/Faculty of Commerce
配当年次/Years 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2019/02/28
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
 本講義は,西洋の社会思想の歴史を振り返ることによって,哲学(者)・思想(家)とは何であるかについて,また哲学・思想という精神的生と,他者との交流を含む社会的生との関係について考察します.
 背景にある問いは次のようなものです.哲学(者)・思想(家)は精神活動にのみ従事しているのか,あるいはそうすべきなのか?例えば,その人は孤独に生きているのか,それとも家族や友人,マーケットや国家,さらには国際社会やグローバル化社会と何らかの関係をもっているのか?そして,哲学(者)・思想(家)の存在は果たして必要なのか,望ましいのか,あるいは可能なのか?
 授業方法は,配布資料と板書にもとづいた講義形式になります.
達成目標
/Course Goals
 講義で解説した思想家たちの基本概念,思考様式,問題意識を身につけ,説明できるようになることを目指します.
授業内容
/Course contents
1.「哲学(者)・思想(家)とは何であるか」という問いについての序論的考察
2.ソクラテスという原像に遡る:①プラトン『国家(ポリテイア)』における「太陽」と「洞窟」の比喩
3.ソクラテスという原像に遡る:②理想の国家(ポリス)=哲人王支配について
4.ソクラテスという原像に遡る:③ソクラテス裁判と死刑判決の意義
5.理想社会論の変質:①アリストテレス『政治学』における「善き生」
6.理想社会論の変質:②マキアヴェッリ『君主論』による批判
7.身分制社会から平等な社会へ:①ホッブズ『リヴァイアサン』
8.身分制社会から平等な社会へ:②ロック『統治2論』
9.身分制社会から平等な社会へ:③ルソー『人間不平等起源論』と『社会契約論』
10.中間考察:哲学・思想と哲学者・思想家,哲学・思想と歴史
11.ニーチェの近代批判
12.「生き方」としての哲学の可能性について
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
・配布資料の用語の意味を理解しておく.
・自身の授業ノートを読んで,講義内容を確認する.
・授業を振り返り要点をまとめておくこと.
・授業中に紹介する参考文献に目をとおすこと.
使用教材
/Teaching materials
 プリントを配付します.参考文献は適宜紹介します.
成績評価の方法
/Grading
 期末試験と平常点(講義中の積極的な発言等)によって総合的に評価します.
成績評価の基準
/Grading Criteria
 講義で解説した思想家たちの基本概念,思考様式,問題意識を理解し,それを自分で応用できるかどうかが基準になります.その理解力と応用力が9割以上であれば「秀」,8割以上であれば「優」,7割以上であれば「良」,6割以上であれば「可」,6割未満であれば「不可」となります.
履修上の注意事項
/Remarks
 配布資料,板書,および講義を素材にして自分のノートをつくること.思考は与えられるのではなく自ら主体的になされるものです.
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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