科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | 社会思想史IB |
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担当教員(所属)/Instructor | 西永 亮 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 共通科目 |
開講学期/Semester | 2019年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 金/Fri 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部/Faculty of Commerce |
配当年次/Years | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2019/02/28 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
本講義は,西洋の社会思想の歴史を振り返ることによって,哲学(者)・思想(家)とは何であるかについて,また哲学・思想という精神的生と,他者との交流を含む社会的生との関係について考察します. 背景にある問いは次のようなものです.哲学(者)・思想(家)は精神活動にのみ従事しているのか,あるいはそうすべきなのか?例えば,その人は孤独に生きているのか,それとも家族や友人,マーケットや国家,さらには国際社会やグローバル化社会と何らかの関係をもっているのか?そして,哲学(者)・思想(家)の存在は果たして必要なのか,望ましいのか,あるいは可能なのか? 授業方法は,配布資料と板書にもとづいた講義形式になります. |
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達成目標 /Course Goals |
講義で解説した思想家たちの基本概念,思考様式,問題意識を身につけ,説明できるようになることを目指します. | ||
授業内容 /Course contents |
1.「哲学(者)・思想(家)とは何であるか」という問いについての序論的考察 2.ソクラテスという原像に遡る:①プラトン『国家(ポリテイア)』における「太陽」と「洞窟」の比喩 3.ソクラテスという原像に遡る:②理想の国家(ポリス)=哲人王支配について 4.ソクラテスという原像に遡る:③ソクラテス裁判と死刑判決の意義 5.理想社会論の変質:①アリストテレス『政治学』における「善き生」 6.理想社会論の変質:②マキアヴェッリ『君主論』による批判 7.身分制社会から平等な社会へ:①ホッブズ『リヴァイアサン』 8.身分制社会から平等な社会へ:②ロック『統治2論』 9.身分制社会から平等な社会へ:③ルソー『人間不平等起源論』と『社会契約論』 10.中間考察:哲学・思想と哲学者・思想家,哲学・思想と歴史 11.ニーチェの近代批判 12.「生き方」としての哲学の可能性について |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
・配布資料の用語の意味を理解しておく. ・自身の授業ノートを読んで,講義内容を確認する. ・授業を振り返り要点をまとめておくこと. ・授業中に紹介する参考文献に目をとおすこと. |
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使用教材 /Teaching materials |
プリントを配付します.参考文献は適宜紹介します. | ||
成績評価の方法 /Grading |
期末試験と平常点(講義中の積極的な発言等)によって総合的に評価します. | ||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
講義で解説した思想家たちの基本概念,思考様式,問題意識を理解し,それを自分で応用できるかどうかが基準になります.その理解力と応用力が9割以上であれば「秀」,8割以上であれば「優」,7割以上であれば「良」,6割以上であれば「可」,6割未満であれば「不可」となります. | ||
履修上の注意事項 /Remarks |
配布資料,板書,および講義を素材にして自分のノートをつくること.思考は与えられるのではなく自ら主体的になされるものです. | ||
遠隔授業 /Online class |
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