科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | 英文学史I |
---|---|
担当教員(所属)/Instructor | 高橋 優季 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 教職科目 |
開講学期/Semester | 2018年度/Academic Year 後期/Fall Semester |
開講曜限/Class period | 金/Fri 3 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部/Faculty of Commerce |
配当年次/Years | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2018/09/20 | ||
---|---|---|---|
授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
テーマは「Geneva Windowを読む」です。 キーワードは19世紀後半から20世紀初頭にかけてアイルランドを中心に起こった文芸運動「ケルト復興」と、同時期に英国由来で広まった「アーツ・アンド・クラフツ運動」です。 英文学作品をできるだけ多く読むことに最も重点を置き、個々の作品から受ける印象やその根拠について、また疑問点について、互いに議論しながら内容理解を深めることを目的とします。これらの作業を通して、この時代の植民地政策をめぐるイギリス・アイルランドの歴史的背景を把握し、文学史の流れに対する理解につなげます。 |
||
達成目標 /Course Goals |
現代の私達読者が、異なる時代に外国語で書かれた文学を読む時に必ず要求される作業として、一つ一つの詩語の意味をたとえ自分が「分かり切っている」と思っているはずの英単語でも改めて確認しながら読み進めることが重要です。そうすることで、正確かつ丁寧に英文を読めるようになることが第一の目標です。 また、Geneva Windowの図像を通して、文学作品のテキスト解釈と視覚表現の相互関係についても探究・考察を深めます。 |
||
授業内容 /Course contents |
Geneva Windowに描かれ引用された、アングロ・アイリッシュ作家の詩、劇、小説は以下の通りです。これらを順に取り上げます。 1. W.B. Yeats 'The Countess Cathleen' (1892) 2. George Russell(AE) 'Deidre' (1902) 3. Lady Augusta Gregory 'The Story Brought by Brigid' (1924) 4. J.M. Synge 'The Playboy of the Western World' (1907) 5. Patrick Pearse 'The Wayfarer' (1916) 6. James Stephens 'The Demi-Gods' (1914) 7. Padraig Colum 'A Cradle Song' (1907) 8. Lennox Robinson 'The Dreamers' (1915) 9. George Fitsgerald 'The MAgic Glasses' (1913) 10. Seamus O'Kelly 'The Weaver's Grave' (1919) 11. James Joyce 'On Music' (1907) 12. G.B. Shaw 'St. Joan' (1923) 13. Seamus O'sullivan 'The Others' (1922) 14. Sean O'Casey 'Juno and Peacock' (1924) 15. Liam O'Flaherty 'Mr. Gilhooley' (1926) 以上の作品とその受容、さらにGeneva Window自体の受容についても考察し、アイルランドのRepublican vs Anglo-Irish の社会的、宗教的な対立構造にも焦点を当てます。 |
||
事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
[事前学習] 予習は絶対必要。予め授業で扱うと決められた作品を、まずは自分で読んで訳してくること。その作業のなかで分からなかった点、理解に自信が持てない点などをピックアップしておくこと。詩なので音読には慣れて来てほしいです。関連資料なども、決められた部分は必ず読んできてください。 [事後学習] 授業の前と後で、自身の作品理解がどう改まったか、見直しは必要です。 |
||
使用教材 /Teaching materials |
こちらで準備、指示します。プリント教材などが多くなります。 | ||
成績評価の方法 /Grading |
レポート提出評価(70%。回数と提出時期、内容については授業で指示します。) 予習と参加状況(30%。出席回数ではありません。) 受け身になって一方的に聴講するのではなく、意見や質問を述べていただけるような積極的な参加を参加状況として評価いたします。 |
||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
AA(秀)90~100 A (優)80~89 B (良)70~79 C (可)60~69 D (不可)0~59 |
||
履修上の注意事項 /Remarks |
授業には全体の三分の二相当は出席してください。三分の一欠席すると不可ということです。(公欠、病欠などの相談は応じます) 授業開始より20分以上後の入室は遅刻とみなします。遅刻3回で欠席一回分としてカウントします。(やむを得ない理由で遅れた場合は事後報告で良いので説明してください) 授業中に無断で教室を出入りすること、携帯電話やスマートフォンを使用すること、寝ることはやめてください。 ディスカッション重視ですので、参加しないですぐ「分かりません」とだけ即答するのはやめてください。 |
||
遠隔授業 /Online class |
|
||
追加情報 /Additional information |
|
||
シラバス作成のためのガイドラインに従って作成した /made this syllabus according to the guidelines |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
該当するデータはありません |