科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | 企業法特講 |
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担当教員(所属)/Instructor | 町村 泰貴 (商学部) |
授業科目区分/Category | 夜間主コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2018年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 他 |
対象所属/Eligible Faculty | |
配当年次/Years | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2018/02/19 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
この授業では、民事訴訟手続を中心として、裁判以外の民事紛争解決手続や権利実現プロセスである民事執行の基本を学ぶことを目的とします。 手続法の学習は得てして無味乾燥なものとなりがちですが、環境紛争や医療事故といった現代的な紛争、消費者紛争やインターネット紛争といった新しいタイプの紛争、そして家族紛争のような特別な裁判所と手続が用意されているものなど、多彩なバリエーションと、それぞれに興味深い問題が含まれています。 この授業では、そうした現代的な紛争を具体例としながら、それらの根底にある基本問題を考えていきます。 予め用意する教材にそって基本的な設例と基礎知識を説明した後、具体的な事件や現代的な問題について、受講生自身が考えて一定の答えをだすよう努めます。 また、各授業日の終わりには、受講生の皆さんの意見や理解度を確認するリアクションペーパーを提出してもらいます。 |
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達成目標 /Course Goals |
民事訴訟手続と、裁判によらない紛争解決手続、民事執行の仕組みについて、その概略を説明できる。 現代社会に発生する民事紛争を今の民事訴訟制度で扱う場合にどのような問題があるか、そして実務がどのように工夫をしているのか、改革が必要な点はどこか、こうした現代の民事訴訟の問題点を発見し、自ら分析できる。 |
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授業内容 /Course contents |
1〜2.ガイダンスを兼ねた民事手続法全体の紹介 3〜5.医療紛争を題材とした手続の流れと、訴訟物、争点整理、口頭弁論 6〜7.医療紛争を題材とした証拠調べ、証明責任、和解、判決、金銭執行、医療ADR 8〜9.インターネット紛争を題材とした当事者の特定の必要と確定、発信者情報開示、非金銭執行、ドメイン紛争ADR 10〜11.消費者紛争を題材とした少額訴訟、差止請求訴訟、集団的消費者被害回復裁判手続、少額債権執行手続、消費者ADR 12〜13.家族紛争を題材とした訴訟と非訟、人事訴訟の特則、家事調停・審判、子の引渡しと面会交流の強制執行 14〜15.公害裁判を題材とした多数当事者訴訟、公害紛争ADR |
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事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
あらかじめ提示した教材の該当部分は、事前に読んで、設例などを各自で考えてきて下さい。 また、授業で取り扱った問題については、訴訟法の基本的な知識を踏まえて、各自の意見をまとめておきましょう。 |
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使用教材 /Teaching materials |
授業はあらかじめ配布する教材をもとにして行います。 参考文献としては、以下のものがあります。 山本弘・長谷部由起子・松下淳一『民事訴訟法(第2版)』(有斐閣アルマ・2013・ただし新しい版が出た場合はこれによります) 上原敏夫・長谷部由起子・山本和彦『民事執行・保全法(第5版)』(有斐閣アルマ・2017) 町村泰貴『現代訴訟法』(放送大学教育振興会・2017) |
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成績評価の方法 /Grading |
授業中のテスト、リアクションペーパーなどを2割程度、定期テストの成績を8割程度として評価します。 |
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成績評価の基準 /Grading Criteria |
秀(100〜90)民事手続に関する秀でた理解を有し、現代的な手続法上の問題について秀でた分析・検討を自らすることができる。 優(89〜80)民事手続に関する優れた理解を有し、現代的な手続法上の問題について優れた分析・検討を自らすることができる。 良(79〜70)民事手続に関する良い理解を有し、現代的な手続法上の問題について良い分析・検討を自らすることができる。 可(69〜60)民事手続に関する理解を有し、現代的な手続法上の問題について分析・検討を自らすることができる。 不可(59〜0)民事手続に関する十分な理解がなく、現代的な手続法上の問題について分析・検討をすることができない。 |
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履修上の注意事項 /Remarks |
授業では、受講生の反応を口頭で、あるいは書面で求めます。積極的な参加をお願いします。 |
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リンク先ホームページアドレス /URL of syllabus or other information |
教員個人のブログ http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/ |
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備考 /Notes |
教員への連絡はメール(matimura(at)mac.com、(at)を@に代える)またはLINEを利用してください。 | ||
遠隔授業 /Online class |
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No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |