シラバス参照

授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 憲法II
担当教員(所属)/Instructor 坂東 雄介 (商学部)
授業科目区分/Category 夜間主コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2018年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 木/Thu 7
対象所属/Eligible Faculty 商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School
配当年次/Years 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office 坂東 雄介(1号館322(3号館322ではありませんので注意して下さい))
オフィスアワー/Office hours 坂東 雄介(事前にE-mail(ybando@res.otaru-uc.ac.jp)で連絡をくれれば柔軟に対応する。)
更新日/Date of renewal 2018/04/05
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
 憲法学は、国家の組織、運営について検討する学問であり、民法や刑法など他の全ての法体系の基幹に位置付けられる。憲法学の体系は、大きく分けて、憲法総論、「憲法上の権利」(基本的人権)論、統治機構論に分類される。この講義では、憲法総論の一部と統治機構論を扱う。本講義では、憲法の統治機構に関わる判例・学説の分析・検討を通じて、現に妥当する日本国憲法秩序の正確な理解を目指す。
達成目標
/Course Goals
・憲法の性質(特に統治機構)を理解する。
・憲法に関する判例の思考形態・通説を理解する。
授業内容
/Course contents
1.憲法の性質

2.国会と内閣
議院内閣制、内閣の権限について、国会の権限と国会の運営、両院制と議員の地位、代表制のあり方と政党、選挙権と選挙制度について

3.司法制度論
司法権の意義と限界、違憲審査制と憲法保障、憲法訴訟

4.財政
財政の規律と憲法

5.地方自治の仕組み
地方の統治と国の統治の仕組みの相違、地方自治体の権限について

※講義の進行具合に応じて適宜内容を入れ替えることがある。
使用教材
/Teaching materials
毛利透=小泉良幸=浅野博宣=松本哲治『憲法1 総論・統治』(有斐閣, 第2版, 2017年)
成績評価の方法
/Grading
小テスト(20%)と期末試験(80%)の合計点による。小テストは授業中、不定期に実施する。
90-100点:秀
80-89点:優
70-79点:良
60-69点:可
59点以下:不可
成績評価の基準
/Grading Criteria
・憲法の性質を理解していること、憲法に関する判例の思考形態・通説を理解していることを合格ラインとする。未知の憲法問題に対して、従前の憲法的思考に基づいて一定の解答を導き出することができるようになると、さらに良い。
履修上の注意事項
/Remarks
・六法について
 法律系科目であるため、六法は必ず用意すること。代表的なものとして、ポケット六法(有斐閣)、デイリー六法(三省堂)、法学六法・標準六法(両方とも信山社)などがある。講義中に法律を閲覧する際には、ウェブ上の六法閲覧サービス、スマートフォン上で使用できる六法アプリ(無料のものも含めて数種類ある)を用いても構わない。

・講義中に私語など他の受講生に対する迷惑行為を繰り返す者に対してはその場で不可を言い渡す。
・前年度の憲法Ⅰを履修していることが望ましいが、必須ではない。
・他の法律系科目(民法、刑法など)も履修するとより深い理解が得られる。

・資料は2、3回分まとめて全てmanaba上で配布するので事前にダウンロードしておくこと。印刷するかしないかは各自の好みに任せる。印刷が面倒だという受講生はスマートフォンやタブレット上で閲覧しながら講義を受けても構わない。
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

科目一覧へ戻る