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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 金融システム論I
担当教員(所属)/Instructor 齋藤 一朗(商学研究科)
授業科目区分/Category 夜間主コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2018年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 月/Mon 6講目
対象所属/Eligible Faculty 商学部/Faculty of Commerce
配当年次/Years 3年,4年
単位数/Credits 2単位
研究室番号/Office 斉藤 一朗(1号館340研究室 E-mail:ichiro@res.otaru-uc.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 斉藤 一朗(ご質問等につきましては、授業後もしくはE-mailにて、随時お受けします。特に面談が必要な場合は、E-mailにて、事前にご連絡ください。)
更新日/Date of renewal 2018/02/01
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
 高度に分権化された経済社会において、金融取引は経済活動に欠かすことのできないもののひとつであり、そのあり方は、私たちの生活や企業活動に著しい影響を及ぼしています。本講義では、現代の金融システムに関する基礎的な理論を習得するとともに、それを援用して、現代経済を洞察する力を養います。
 本科目の履修を通して獲得することが期待される知識・スキルは、以下のとおりです。

 ・金融システムの意義と役割を理解し、これを自らの言葉で説明すること
  ができる。
 ・銀行中心の金融システムと市場中心の金融システムを比較し、それぞれ
  のメリット・デメリットを説明することができる。

 授業は主として講義形式で行い、PowerPoint等で作成した資料に基づいて進め、現代金融の基本的な構図を理解するために必要なフレームワークの解説と、それを援用したいくつかの事例の紹介で構成します。
達成目標
/Course Goals
 本講義の達成目標は以下のとおりです。

 ・「情報の不完全性」をキー概念として、金融システムの意義や役割につい
  て、自らの言葉で説明できるようになること。
 ・現代の金融システムについて、そのあり方を考察し自らの考えをまとめるこ
  とができるようになること。
授業内容
/Course contents
 本講義では、以下に掲げるテーマを取り上げます。

   オリエンテーション(第1回)
 1.貨幣の機能とその形態変化(第2回)
 2.金融の役割とその意義(第3回)
 3.貯蓄・投資と資金の過不足(第4回) 
 4.経済活動と資金循環(第5回~第6回)
 5.金融取引と情報の不完全性(第7回~第8回)
 6.金融取引の諸類型(第9回)
 7.金融仲介の基本機能(第10回~第11回)
 8.証券市場の機能(第12回~第13回)
 9.金融システムの基本設計(第14回~第15回)
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
 本講義では、現代の金融システムに関する基礎的な理論を習得するとともに、それを援用して、現代経済を洞察する力を養うことを目的としています。この目的を達成するために、普段からは金融的な事象や企業財務を取り上げた新聞・雑誌記事等に目を通し、わからない金融用語等については、参考文献や辞典などで自ら調べる習慣を身につけてください。
 講義に出席する際には、事前にmanabaから講義資料をダウンロードし、熟読してしてください。また、講義で取り上げた各回のトピックスをより深く理解するために、いくつかの参考文献を紹介します。講義資料と併せて目を通すようにしてください。
使用教材
/Teaching materials
 テキストの指定はありません。参考文献としては、さしあたり以下の文献を挙げておきます。それ以外で必要な文献、資料およびデータについては、適宜、講義の中で指示します。

 岡村秀夫ほか『金融の仕組みと働き』有斐閣、2017年
 川西諭・山崎福寿『金融のエッセンス』有斐閣、2013年
 内田浩史『金融』有斐閣、2016年
 福田慎一『金融論』有斐閣、2013年
 村瀬英彰『金融論〔第2版〕』日本評論社、2015年
 吉野直行ほか『金融経済 理論と実際〔第3版〕』慶應義塾大学出版会、
  2017年
成績評価の方法
/Grading
 期末定期試験によって評価します。評価項目のウエイトは、以下のとおりです。

期末定期試験 100%
成績評価の基準
/Grading Criteria
 本講義では、現代の金融システムに関する基礎的な理論を習得するとともに、それを援用して、現代経済を洞察する力を養うことを目的とし、金融システムの意義と役割を理解し、これを自らの言葉で説明することできること、銀行中心の金融システムと市場中心の金融システムを比較し、それぞれのメリット・デメリットを説明することができることを到達目標としています。これらをおおよそ満たしていることを合格ラインの基準とします。具体的な評価基準については、以下のとおりです。

 秀:金融システムに関する理解と課題発見に秀で、論述がきわめて明快で
   あるもの
 優:金融システムに関する理解と課題発見に優れ、論述が明快であるもの

 良:金融システムに関する理解と課題発見に優れてはいるものの、論述に
   やや難があるもの
 可:金融システムに関する理論を概ね理解してはいるものの、論述が常識
   的な範疇にとどまるもの
履修上の注意事項
/Remarks
 特にありません。
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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