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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 現代の生物学
担当教員(所属)/Instructor 片山 昇 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 専門共通科目
開講学期/Semester 2018年度/Academic Year  後期/Fall Semester
開講曜限/Class period 金/Fri 2
対象所属/Eligible Faculty 商学部/Faculty of Commerce
配当年次/Years 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2018/02/16
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
生物多様性の危機など、生物に関連する様々な問題が顕在化している。これらの問題の解決には,生物間の因果関係を論理的に探る思考を必要とする。本講義は、生物を学びながら論理的思考を養うことを目的とする。そして、講義を通して「自然(生物)が人間にもたらす恩恵」や「人と自然との関わり合い」について考察してもらいたい。授業はパワーポイントを用いて行い、毎回プリントを配布する。
達成目標
/Course Goals
・生物に興味をもつ
・生物が増減するメカニズムを説明できる
・生物間の因果関係を論理的に説明できる
・生物多様性の意味、生物多様性から受ける恩恵について考察できる
授業内容
/Course contents
第1回 ガイダンス 生物学で論理的思考を養うレッスン
第2回 生物の増え方、減り方
第3回 生物間の関係性(生物間相互作用)
第4回 複数の種が共存する条件
第5回 生き残るための生物の工夫(適応)
第6回 食物網の構造と安定性
第7回 第三者の重要性(間接効果)
第8回 生態系のエネルギーと物質の流れ
第9回 生物多様性とは何か
第10回 生物多様性からの恩恵(生態系サービス)
第11回 山菜採りを科学する(生態系サービスと人為的撹乱)
第12回 生物多様性の減少の原因
第13回 外来種問題
第14回 保全生態学に基づく生態系管理
第15回 まとめ  
事前学修・事後学修
/Preparation and review class
本講義の目的は、生物について考察することで社会人として必要な論理的思考を身につけることにある。そのために、日頃から生物を観察し、生物間の因果関係を考察できる力を養っていて欲しい。
・日頃から生物になれ親しむ
・人と自然の関わり方について自分の意見を持っておく
・授業中に配布するプリントで復習する
使用教材
/Teaching materials
特定の書籍を教科書にしないが、以下を参考書にして講義を進める:宮下直・野田隆史「群集生態学」(東京大学出版)、鷲谷いづみ・矢原徹一「保全生態学入門」(文一総合出版)
成績評価の方法
/Grading
平常点(40%)と期末試験の結果(60%)により評価する。
成績評価の基準
/Grading Criteria
受講状況と2〜3回実施するレポートの結果を平常点として考慮し、期末試験の結果を加えた総合100点満点で評価する。評価基準は以下の通り;
秀(90点以上)、優(89〜80点)、良(79〜70点)、可(69〜60点)、不可(59点以下)
履修上の注意事項
/Remarks
生物の間には不思議で面白い関係がたくさん存在する。文系の学生が科学と生物に興味を持てるよう、随時、生物の関係の面白さを紹介する動画を取り入れながら授業を進める。
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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