科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | ソフトウェア科学 |
---|---|
担当教員(所属)/Instructor | 加地 太一 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2018年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 水/Wed 2 , 水/Wed 3 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部/Faculty of Commerce |
配当年次/Years | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 4 |
研究室番号/Office | 加地 太一(315) |
オフィスアワー/Office hours | 加地 太一(随時(事前にE-mailで連絡のこと)) |
更新日/Date of renewal | 2018/02/02 | ||
---|---|---|---|
授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
ソフトウェア科学の基本概念の一つとしてアルゴリズムの問題がある。アルゴリズムとは問題を解決するための手順の記述であり、その方法論である。ソフトウェア科学はこの基本概念のまわりに展開する。本講義では優れたアルゴリズムの考え方とそのプログラミング技法を事例によってわかりやすく説明し、同時にソフトウェア科学におけるいくつかの問題点について理解を深める。また、アルゴリズムを理解することによりコンピュータの本質について知見を深めていく。 | ||
達成目標 /Course Goals |
アルゴリズム、およびコンピュータの世界を理解し、そのさらなる活用の基礎となることを目標とする。 | ||
授業内容 /Course contents |
本講義では発展型プログラム技術の習得とコンピュータ上においてどのように効率的に問題を解いていくのかということが焦点となる。以下の「アルゴリズムとデータ構造」の問題について理論的な講義を行い、さらに、その問題について実習を行うことにより理解を深める。 1. アルゴリズムについて 2. ソフトウェア設計の方法論 3. アルゴリズムの効率と計算量 4. 情報の概念とデータ構造 5. ファイルの概念と情報の転送 6. ポインタによる動的変数の実現 7. 基本的な抽象データ型(リスト) 8. 特殊なリストの構成(スタック、キュー) 9. 探索とアルゴリズム 10. 効率的な探索アルゴリズムの実現方法 11. 効率的なデータの処理とソーティング技法 12. 問題解決とアルゴリズム |
||
事前学修・事後学修 /Preparation and review class |
本講義は、実習を交え、アルゴリズム、およびプログラム技法の理解を深めていくトレーニングの場となる。また、学習した理論、技法などは、次回以降の講義、実習においても必要となる積み上げ的な講義となる。したがって、授業の中で紹介されたアルゴリズム、およびプログラム技法に関して、分からないところがあれば各自で調べて理解をはかっておかねばならない。また、課題などは遅れずに提出するよう準備しなければならない。 | ||
使用教材 /Teaching materials |
テキスト:なし 参考図書: 茨木:「Cによるアルゴリズムとデータ構造」、オーム社 平田:「アルゴリズムとデータ構造 改訂C言語版」、森北出版 杉山:「Cで学ぶデータ構造とアルゴリズム」東京電機大学出版局 アンク:「アルゴリズムの絵本」翔泳社 石畑:「アルゴリズムとデータ構造」、岩波書店 エイホ他:「データ構造とアルゴリズム」、培風館 |
||
成績評価の方法 /Grading |
実習における課題の提出とペーパー試験により総合的に判定する(課題が未提出の場合、減点の対象となる)。 | ||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
社会情報学科標準成績評価基準に従う。 | ||
履修上の注意事項 /Remarks |
本講義は科目「情報処理」で学んだプログラム言語Cの知識を要する。したがって、本講義は「情報処理」の講義を履修しているもののみを対象とする。また、情報処理センターでの演習を伴うため人数を制約せざるを得ない。そこで、履修希望者が約100名を超えた場合、情報処理(C言語)に関する簡単な試験により履修の選抜を行う(履修を許可されていない学生が学務課で履修登録を行っても成績評価の対象とはならない)。履修選抜に関しては4月上旬に掲示にて詳しい選抜方法を説明するので注意すること。 | ||
遠隔授業 /Online class |
|