科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | 刑法 |
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担当教員(所属)/Instructor | 菅沼 真也子 (商学部) |
授業科目区分/Category | 夜間主コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2017年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 火/Tue 7 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School |
配当年次/Years | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2017/02/19 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
私たちの社会では、日々、殺人・傷害・詐欺・放火などの犯罪が起きており、私たちは、主にメディアを通してこれらの犯罪の情報に接している。また、平成21年5月21日から始まった裁判員制度により、現在では、20歳以上の者であれば誰でも、裁判員という形で刑事裁判に関与する可能性がある。その意味で、「犯罪」と「刑罰」というのは、学生諸君にとって、遠くかけ離れた世界の話ではないといえよう。とはいえ、このような問題について、どのような場合にどのような犯罪が成立するのか(あるいはしないのか)、といったことを深く考える機会はこれまでなかなかなかったと思われる。 本講義は、このような普段なじみのない「犯罪」と「刑罰」に関する諸問題について考える機会を提供し、専門的な解説を加えて、学生諸君が刑法に関心をもち、理解を深められるようにすることを目的とする。刑法総論を主な学習範囲とするが、可能な範囲で刑法各論についても講義で取り扱うこととする。 |
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達成目標 /Course Goals |
刑法総論の諸問題・諸概念について正確に理解する。 体系的思考力を身につける。 |
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授業内容 /Course contents |
第1回 ガイダンス・刑法とは 第2回 現代の犯罪発生状況 第3回 犯罪と刑罰についての基礎的な考え方 第4回 刑法における重要な原則—罪刑法定主義と責任主義−− 第5回 構成要件論1・不作為犯論 第6回 構成要件論2・因果関係論(ここまで終わったところで小テスト) 第7回 違法論1・正当防衛論 第8回 違法論2・緊急避難論 第9回 違法論3・被害者の承諾 第10回 責任論1・責任能力 第11回 責任論2・故意論、錯誤論 第12回 責任論3・期待可能性(ここまで終わったところで小テスト) 第13回 未遂犯論(未遂犯・不能犯・中止犯) 第14回 共犯論(共同正犯・教唆犯・幇助犯) 第15回 総復習・小テスト |
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使用教材 /Teaching materials |
・教科書 島伸一編『たのしい刑法Ⅰ総論』(弘文堂・2012年) 十河太朗・豊田兼彦・松尾誠紀・森永真綱『START UP刑法判例50!総論』(有斐閣、2016年) ・参考書 山口厚・佐伯仁志編『刑法判例百選Ⅰ総論[第7版]』(有斐閣・2014年) |
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成績評価の方法 /Grading |
小テスト 30% レポート 20% 定期試験 50% |
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成績評価の基準 /Grading Criteria |
講義内で適宜実施する3回の小テストの点数、レポート課題の提出状況、および定期試験の成績の合計点により、秀(90〜100)、優(80〜89)、良(70〜79)、可(60〜69)で評価する。出席調査は行わない。 | ||
履修上の注意事項 /Remarks |
種類は問わないので、講義には必ず六法を持参すること。 | ||
遠隔授業 /Online class |
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