科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | 井上 典子 4年ゼミ |
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担当教員(所属)/Instructor | 井上 典子 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2017年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 木/Thu 4 , 木/Thu 5 |
対象所属/Eligible Faculty | |
配当年次/Years | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 12 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2017/03/02 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
英詩と英語史 今日、英語はグローバル言語となりビジネスの世界では必須の言語となりました。しかし皆さんは、長い英語の歴史の中で、英語ではなくフランス語がイングランドの公用語であった時代があったのをご存じでしょうか?また綴りも発音もイングランド各地で多様に異なる時代、今私たちが使っている英語とは語彙も文法も大きく異なる時代がありました。英語はどこから来て、いつ始まり、どのような変遷を経て、現在私たちが知っている英語となったのでしょうか?そして各時代の文化や思想はどのようなものだったのでしょうか?各時代に書かれた詩を深く読み解くことで、その時代のイングランド(またはアメリカ)の社会、文化、思想が見えてきます。英語の変化・変遷の歴史を知ることで英語ということばをより深く理解し、詩のことばを分析することで、実用的な言語の訓練だけでは養うことのできない、英語に対する鋭い感性と深い認識を習得することが目標です。 |
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達成目標 /Course Goals |
初学者に親しみやすい英語で書かれたテキストを用い英語史の基礎を学びながら、各時代の代表的な英詩を韻律、語彙、文体面などから多角的に分析していきます。その詩が書かれた時代背景を理解し、自分なりに詩の解釈ができることが目標です。 |
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授業内容 /Course contents |
3年次:毎回、テキストの指定された範囲の内容および指定された英詩を担当者が授業で発表し、その後ディスカッションを行います。発表者以外の受講者も全員、同様の箇所または詩に関するレポートを作成し、それを持参して授業に臨んでください。 主に取り上げる時代と詩人は以下の通りです。 14世紀:中英語脚韻詩(ジョフリー・チョーサーなど)、頭韻詩(『ガウェイン』詩人など) 16世紀~17世紀:ウィリアム・シェークスピア、形而上詩人(ジョン・ダンなど) 17世紀後半~18世紀 前半:新古典派詩人(アレキサンダー・ポープ、トーマス・グレイなど) 18世紀後半~19世紀前半:ロマン派詩人(ウィリアム・ブレイク、ウィリアム・ワーズワース、ジョン・キーツなど) 4年次:前期は引き続き英詩の精読と解釈を行います。後期からは、自分の選択したテーマまたは文学作品を集中的に読んでいき、卒業論文の作成に取り組みます。各自のテーマを定期的に発表してもらい、その発表に対し意見交換を行います。 |
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使用教材 /Teaching materials |
The History of English 著者:David Crystal 出版社:Kinseido 英詩に関しては、中英語から近代英語まで各時代の代表的な作品を読んでいきます(随時プリントやメールで配布)。 |
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成績評価の方法 /Grading |
卒業論文の他、ゼミでの発表、予習・ディスカッションを含む授業への貢献度、出席を総合評価します。 | ||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
秀 (90〜100) 優 (80〜89) 良 (70〜79) 可 (60〜69) 不可 (59 以下) |
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備考 /Notes |
このゼミは、英語教師を目指す人、または英語に強い興味があり英語という言語に真剣に向き合いたい人向けです。 | ||
遠隔授業 /Online class |
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