科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | 財務会計論 |
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担当教員(所属)/Instructor | 石川 業 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 学科別専門科目 |
開講学期/Semester | 2017年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 火/Tue 1 , 金/Fri 1 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部/Faculty of Commerce |
配当年次/Years | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 4 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2017/03/07 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
企業の「良し悪し」は、なにを根拠にして、どのように判断するべきでしょうか。その企業は将来、「本当に」成長しそうでしょうか。そこで支払われる給料や配当は、「厳密に」適切といえるでしょうか。 こういった判断を行うときに、財務会計が役立ちます。財務会計は、(検定や国家資格の試験科目である以前に)企業経営や資本市場の現場で、経営者や投資家自身により工夫・構築されてきた道具です。そういう側面について実感を得てもらうこと、それをこの授業の目的にします。 この目的に照らして、講義でもまずは財務会計の「仕組み」を解説していきます。ただ、その「内側」の解説だけに終止せずに、「外側」の現実世界での財務会計の「使われ方」も紹介します。その知識もなしに(日常的な直感で)、企業経営だけでなく会計(数値)までも語ろうとする商大生が減るように、です。 この授業はカリキュラム上、「簿記原理」「応用簿記」で得られているはずの土台を基礎・前提にして、財務会計の基礎(概念)を伝える、という位置づけを想定しながら進められます。これだけでも重大な役割ですが、それに加えて2年生以上が履修できるほかの財務会計系(さらには管理会計系)の発展科目への橋渡し・連動も意識されています。 授業は、講義形式で行います。 |
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達成目標 /Course Goals |
類似した名称の科目では一般的に、財務会計に関する法令や基準の「解説」が行われるというのが通常であるようです。しかしそこで得られる「知識」を活用できるのは、せいぜい検定・国家試験の受験者までで、民間企業に勤める人たちにとっては、それほど役に立つ講義ではなかったかもしれません。 そこでこの授業では、後者の人にも前者の人にも上に示したねらいをつうじて成長してもらえることを達成目標にします。より具体的には、ゼミ等で会計(学)を専攻しているかどうかとは無関係に、関心のある企業の会計数値を理解・分析して、その業績を評価するという作業を、自分自身で成し遂げられるようになってもらうことが達成目標です。 なんらかの「マニュアル」に従って会計数値の大小を論じたり指標を解釈することは、多くの人にとって可能な、機械的な作業ではありますが、そこに財務会計の基礎概念(やそれ以外の専門知識)の裏打ちや駆使を伴わせられるかどうかが、その作業の実質を大きく左右するからです。 |
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授業内容 /Course contents |
1.財務会計の機能 2.財務会計の基本構造 3.棚卸資産、固定資産、金融商品 4.繰延資産、研究開発費、引当金、退職給付 5.制度会計の構造 6.制度会計の必要性 7.純資産(資本)の部の計数と表示、剰余金の分配 8.企業結合会計 9.税効果会計 10.日本の制度会計の効率性と安定性 |
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使用教材 /Teaching materials |
担当教員が作成する資料をもとに授業を進める予定です。 | ||
成績評価の方法 /Grading |
満点を100点として、次の配点により評価します。 ・30点:中間試験 ・35点:定期(期末)試験 ・35点:受講姿勢(教室に来るだけでは点数はつきません) |
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成績評価の基準 /Grading Criteria |
秀(100-90):財務会計論を、柔軟・誠実な姿勢で、よく理解した。 優( 89-80):財務会計論を、柔軟・誠実な姿勢で、ほぼ理解した。 良( 79-70):財務会計論を、よく理解した。 可( 69-60):財務会計論を、ほぼ理解した。 不可(59- 0):上記以外。 |
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履修上の注意事項 /Remarks |
この授業の内容は、「簿記原理」「応用簿記」履修済みを前提としています。 それ以外のことは、初回のオリエンテーションで伝えます。 ちなみに、この授業の履修を検討される場合は、オリエンテーションの聴講を強くおすすめします。欠席しても履修は可能ですが、なんとなく履修しても意義を大きくできる、というタイプの授業ではありません。 |
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遠隔授業 /Online class |
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