科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | 英語IIA3(E242A3) |
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担当教員(所属)/Instructor | 佐々木 香織 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 外国語科目等 |
開講学期/Semester | 2017年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 水/Wed 1 |
対象所属/Eligible Faculty | |
配当年次/Years | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 1 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2017/03/07 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
この講義は、国際教養と英語力の習得を目指し、20世紀後半から現在に至る「アメリカと国際紛争」を、英語で学習します。なかでも、リスニング、スピーキング、ボキャブラリーに力を入れます。 授業は、主に以下の6段階で展開していきます。 ① 20世紀後半以降のアメリカの国際紛争に関するヴィデオ視聴(自宅での視聴も含む) ② ヴィデオ内容に関する理解(日本語での説明ができる)、必要な語彙の確認、ヴィデオの内容に関する質問と説明といった、英会話の展開練習 ③ アメリカとの国内情勢と当時の国際情勢に関する講義 ④ 上記に関連する英文の読解を通じ、必要な語彙の確認、内容に関する質問と説明といった、英会話の展開練習 ➄ 歴史を動かした、その当時の英語による名演説のリスニング ⑥ アメリカと日本に関連する国際問題にまつわるディスカッション |
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達成目標 /Course Goals |
受講者が以下4つの目標を達成することを念頭に、この講義は進められます。 1. 第二次世界大戦後のアメリカの国際紛争を中心に、グローバルな動きを理解し、日本語ではきちんと説明できる。 2. 扱うトピックに関連する「英語の語彙量」が身につく。 3.扱うトピックに対して、英語で聞いて理解し、且、その内容を質問したり、その質問に回答(自分の考えや、簡単な歴史事実)したりできる。 4.幾つかの国際情勢に対して、自分の意見を筋道立てて述べたり、異なる相手の意見をよく聞いて、それに対して質問をしたり、反論をしたりできる。 |
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授業内容 /Course contents |
1. ガイダンス 2. ヴィデオ ― THE BOMB 英会話 ― アメリカにとっての広島・長崎、日本にとっての原爆 3. ヴィデオ ― THE COLD WAR 1945-1950、THE 50'S: ELSENHOWER,THE BOMB & THE THIRD WORLD 講義 ― 日本を地政学的に見て:冷戦と55年体制 4.教科書 ― 朝鮮戦争 (冷戦下の熱い戦争) 講義 ― 朝鮮戦争と冷戦構造、朝鮮戦争と大日本帝国の戦後処理 5. 教科書 ― キューバ危機 (核戦争の恐怖) ヴィデオ ― JFK: To The Brink 6. 英会話 ― ケネディ大統領を語ろう ヴィデオ ― Johnson, Nixon & Vietnam: Reversal of Fortune 7.討論 ― 朝鮮半島 教科書 ― ベトナム戦争 (冷戦下の熱い戦争) 8.講義 ― ベトナム戦争とアメリカ、そして日本 教科書 ― ベルリンの壁崩壊(冷戦の終結) 9. 講義 ― ソ連崩壊の国際情勢: ソ連のアフガン戦争、ソ連領内の(特にバルト三国とイスラム圏の)民族主義の勃興 ヴィデオ ― Reagan Gorbachev & Third World-Rise of the Right 10. 教科書 ― ソ連の解体 (冷戦の終結) 教科書 ― EUの誕生 11. 講義 ― 東西冷戦後― 東の民族主義勃興、西の欧州統合、アメリカの冷戦勝利がもたらすグローバル資本主義経済の功罪 ヴィデオ ― Bush & Clinton: Squandered Peace-New World Order 12. 英会話 ― 冷戦の終結と新国際情勢 講義 ― オスマン帝国崩壊・第一次大戦以降の英仏露+アメリカの中東政策の功罪:植民地支配とアラブ民族主義の誕生 13. 教科書 ― 中東情勢 (パレスチナ問題) ヴィデオ ― Bush & Obama: Age of Terror 14. 教科書 ― 9.11テロ事件 講義 ― 先進国とテロ:少数民族独立運動・共産主義革命運動から、イスラム過激派のテロリズムへの変遷 15 英会話 ― パレスチナ問題を説明しよう! 討論 ― グローバル化と国民国家、民族、そして地域・国際紛争 |
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使用教材 /Teaching materials |
教科書 書名 Global Dynamics 世界情勢を英語で読む 著者 Ichizo Ueda 他 出版社 Cengage Learning ELT ISBN 978-4-86312-183-6 使用ヴィデオ Oliver Stone's Untold History Of The United States |
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成績評価の方法 /Grading |
授業ごとの語彙テスト 15 % 平常授業での貢献 35 % 討論と討論の準備原稿 50 % |
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成績評価の基準 /Grading Criteria |
90-100(秀)講義にたいへん積極的に参加をしている。講義で扱う英文(読解と聴解)の内容を非常によく理解できている。社会問題の題材に対して、適当な質問と回答や説明が明瞭にでき、且、自分の意見を簡潔で論理的に述べられる。 80-89(優)講義に積極的に参加をしている。講義で扱う英文の内容を十分に理解している。社会問題の題材に対して、適当な質問と回答や説明ができ、且、自分の意見を論理的に述べられる。 70-79(良)講義によく参加をしている。講義で扱う英文の内容をよく理解している。社会問題の題材に対して、適当な説明や質問と回答ができ、且、自分の意見を述べられる。 60-69(可)講義に過不足のない程度に参加をし、貢献をしている。講義で扱う英文(読解と聴解)の内容を理解している。社会問題の題材に対して誤解や齟齬を招かない程度に、説明や質問と回答ができ、且、自分の意見を述べられる。 59以下(不可)講義への参加意欲が不足気味で、講義で扱う英文(読解と聴解)の内容の理解が不十分。社会問題の題材に対して、適当な質問と回答を述べられない。 |
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履修上の注意事項 /Remarks |
指定教材、ならびに英和辞書もしくは英英辞書は必携しましょう。 世界史の教科書などを、用意できると、理解が進むでしょう。 オリバーストン監督の映画作品が好きな方は、この講義で監督の視点で描かれるアメリカ史を学んでみませんか? アメリカ社会、世界史、そして国際問題に興味がある方は、この授業を使って、その知識を増強し、さらに英語力も向上させてみませんか? 英語が得意な学生さんで、世界史や政治経済が少し不案内気味な学生さんには、単なる暗記ではないこの授業を通じ、英語で国際教養を身につけてみませんか? |
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備考 /Notes |
興味のある学生さんは、以下の書籍を読むのもよいでしょう 『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 1、2、3』 オリバー・ストーン著、早川書房、2015年 |
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遠隔授業 /Online class |
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