科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | 基礎ゼミナール 荻野 |
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担当教員(所属)/Instructor | 荻野 富士夫 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 共通科目 |
開講学期/Semester | 2017年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 月/Mon 3 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School |
配当年次/Years | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | 荻野 富士夫(415) |
オフィスアワー/Office hours |
荻野 富士夫(火曜日 13時~14時 水曜日 13時~14時半 留守にすることもありますので、事前にメールで問い合わせてください。) |
更新日/Date of renewal | 2017/02/07 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
「小林多喜二の手紙」をテーマに、本校の卒業生であり、さらに日本の近代文学において重要な位置を占める小林多喜二の手紙を読み、その人間性と文学の理解に努める。 『蟹工船』に代表される多喜二の小説の背後には、彼の社会や生活への愛おしさ・優しさ・信頼がある。だからこそ、それらが豊かで強ければ強いほど、虐げる者・踏みにじる者に対して、彼はストレートに怒りをぶつけた。手紙は、そういう多喜二の率直さ・真摯さ・ユーモア・茶目っ気・思いやりに満ちた人間性をよく示してくれる。『蟹工船』・プロレタリア文学者としての多喜二の実像に近づくために、多喜二が「手紙」を通して、どのように他者とつながっていこうとしたのか、その大きな手がかりとなる。 |
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達成目標 /Course Goals |
ここでは「手紙」を用いて、それらが何を伝えたいのかを読み込み、報告にまとめ、発表し、討議するという一連の作業を通じて大学生としての主体的な学習の基礎をつくると同時に、思想や文学から汲み取ることのできる面白さと深さについて、実感できるようにしたい。 | ||
授業内容 /Course contents |
荻野編『小林多喜二の手紙』(岩波文庫)を丁寧に読む。 |
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使用教材 /Teaching materials |
上記の手紙を分担して、報告と意見交換をおこなう。 参考文献として、ノーマ・フィールド『小林多喜二 ― 21世紀にどう読むか ―』(岩波新書)のほか、 『小林多喜二全集』(図書館)のほか、文庫収録の作品、多喜二に関する多くの研究書(図書館) |
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成績評価の方法 /Grading |
2回の報告 『蟹工船』感想文あるいは田口タキの仮想多喜二宛手紙の創作 | ||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
発表内容(それには事前の十分な調査と資料の検討が不可欠)、討論への参加状況によって判断します。 | ||
履修上の注意事項 /Remarks |
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遠隔授業 /Online class |
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