科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | 社会思想史II |
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担当教員(所属)/Instructor | 西永 亮 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 共通科目 |
開講学期/Semester | 2017年度/Academic Year 後期/Fall Semester |
開講曜限/Class period | 月/Mon 5 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School |
配当年次/Years | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | 西永 亮(540) |
オフィスアワー/Office hours | 西永 亮(メール等での事前連絡(必須)により柔軟に対応する.) |
更新日/Date of renewal | 2017/03/07 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
本科目は,「文明 civilization 」と「文化 culture 」の対立というドイツ思想に特有の認識枠組みを軸に,20世紀の社会思想的展開を概観します.20世紀の西洋において「文明」と「文化」は,実際の社会問題と関連しながら,ときには相互に対立しあう概念として,またときにはほぼ同義の概念として発展してきました.講義では,両者の対立に重点をおき,重要な思想家を何人か取りあげながら,両概念がどのような社会的意味を担ってきたのかを解説します.それを通じて,21世紀における「文明」と「文化」の意義を批判的に分析する力を養います. |
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達成目標 /Course Goals |
21世紀の自己理解の前提として,20世紀はどのような時代であったのかを社会思想史の観点から理解する. | ||
授業内容 /Course contents |
はじめに――文明と文化,普遍と特殊 Ⅰ 文明の崩壊――20世紀の幕開け Ⅰ-1 文化戦争としての第1次世界大戦――ジンメルとTh. マン Ⅰ-2 文化革命としてのロシア革命――ルカーチ Ⅰ-3 啓蒙の弁証法――ホルクハイマー,アドルノ,エリアス Ⅱ 多文化主義の諸相 Ⅱ-1 解放の原理としてのナショナリズム――バーリン Ⅱ-2 ケベック問題をめぐる承認と差異の政治――Ch. テイラー Ⅱ-3 移民問題における憲法愛国主義――ハーバーマス |
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使用教材 /Teaching materials |
プリントを配付します.参考文献は適宜紹介します. | ||
成績評価の方法 /Grading |
期末試験と平常点(講義中の積極的な発言等)によって総合的に評価します. | ||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
講義で解説した各思想家の基本概念,思考様式,問題意識を理解し,それを自分で応用できるかどうかが基準になります.その理解力と応用力が9割以上であれば「秀」,8割以上であれば「優」,7割以上であれば「良」,6割以上であれば「可」,6割未満であれば「不可」となります. | ||
履修上の注意事項 /Remarks |
配布プリント,板書,および講義を素材にして自分のノートをつくること.思考は与えられるのではなく自ら主体的になされるものです. | ||
遠隔授業 /Online class |
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