科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | 教育制度A |
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担当教員(所属)/Instructor | 上野 耕三郎 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 教職科目 |
開講学期/Semester | 2016年度/Academic Year 後期/Fall Semester |
開講曜限/Class period | 火/Tue 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部/Faculty of Commerce |
配当年次/Years | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | 上野 耕三郎(341号室) |
オフィスアワー/Office hours |
上野 耕三郎(メールで事前に連絡をしてください。 ueno@res.otaru-uc.ac.jp) |
更新日/Date of renewal | 2016/02/12 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
現在の日本の中等教育がかかえている問題を社会的そして歴史的に理解する。 日本では1970年代中頃〜80年代に大きな地殻変動が起き、現在の学校問題現象はそこに起源をもっており、「平等主義」が問い直されていることを理解する。 ヨーロッパの国々の教育制度との違いを理解する。 現在の後期中等教育制度の改革動向を理解する。 |
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達成目標 /Course Goals |
学校問題現象-「中退」「不登校」など-の要因を理解した上で、その解決策として中等教育改革を自分なりに構想できるようになる。 |
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授業内容 /Course contents |
第1回:はじめに 第2回:現在の中等教育の問題点は何だろうか。何が問題となっているのだろうか。-「不登校」を例に考えてみよう。 第3回:なぜ中等教育に大きな問題が出現したのかを歴史的に考えてみよう。 第4回:戦後の高校教育の歴史的変容-70〜80年代まで 第5回:戦後の高校教育の歴史的変容-70〜80年代から現在まで 第6回:高度資本主義社会の出現と学校問題現象の惹起-「中退」 第7回:高度資本主義社会の出現と学校問題現象の惹起-フリーター 第8回:日本の中等教育の特徴-教育における「平等」とは何であろうか。 第9回:ヨーロッパ先進諸国の後期中等教育との比較-階級的残滓がみられるイギリス 第10回:ヨーロッパ先進諸国の後期中等教育との比較-ドイツやフランスとの比較 第11回:根本の問題-教育における「悪平等主義」の破綻 第12回:高校教育の問題は教育困難校に先鋭的にあらわれている。 第13回:高校進学率90%以上の日本独特の教育現象 第14回:現在の高校改革-総合制高校、中等教育学校など-はどのような考えにもとづいているのだろうか。 第15回:現在の高校改革-私立中高一貫教育-はどのような考えに基づいているのだろうか。 |
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使用教材 /Teaching materials |
必要な資料はその都度配布する。 |
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成績評価の方法 /Grading |
評価対象は各自が構想した「近未来の中等教育制度像」とする。 | ||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
評価の基準は、現実の学校問題現象にたいする分析を基盤にして、制度改革案が十分展開されているか、とする。 | ||
履修上の注意事項 /Remarks |
高いアンテナを立て、中高校生の生活感覚や学校問題現象への感度を高めること。 | ||
遠隔授業 /Online class |
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