科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | 教育の歴史A |
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担当教員(所属)/Instructor | 上野 耕三郎 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 教職科目 |
開講学期/Semester | 2016年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 金/Fri 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部/Faculty of Commerce |
配当年次/Years | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | 上野 耕三郎(341号室) |
オフィスアワー/Office hours |
上野 耕三郎(メールで事前に連絡をしてください。 ueno@res.otaru-uc.ac.jp) |
更新日/Date of renewal | 2016/02/12 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
この講義では、日本の明治以降の教育をまずはざっと見ることから始め、その起源となる西洋の近代教育の考え方、とくに思想に焦点を当て、その検討をすることをめざす。 日本の学校の歴史をきわめておおざっぱに区切るとすると、3つに区切ることも可能であろう。私たちはその第3期にいる。そのことを理解すると、現在の学校問題も自ずと理解できよう。このことを理解することが、授業のひとつの柱である。 日本の教育の場合は(ヨーロッパでも多かれ少なかれそうだが)国家による上からの教育が近代化の推進力となった。それに対して、絶対主義的国家体制下での教育に対する、抵抗原理として「子ども中心」の教育が謳われることがある。私たちが自明視している「子ども」という理念に基づく教育を検討する。これが第2の柱である。 以上のことを通して、教育の理念、とくに近代的な教育理念と近代以前の教育理念との違いが理解できるようにする。 |
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達成目標 /Course Goals |
1.私たちが直面している学校問題現象-「不登校」「中退」「学級崩壊」など-は、歴史上の「近代化の終焉」によって引き起こされていることを理解する。 2.「教育可能性」「発達」などの近代的理念は、普遍的な概念ではなく、近代公教育のなかから生まれたことを理解する。 |
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授業内容 /Course contents |
第1回:はじめに 第2回:日本の近代公教育の歴史-どうして日本はこんなに教育熱心だったのか―学制序文「被仰出書」 第3回:戦後の教育-『山びこ学校』と無着成恭 第4回:1970年代中葉以降の学校問題-校内暴力、いじめ、不登校 第5回:日本の学校140年の歴史をどう見るか 第6回:絶対主義国家と教育-「教育勅語」「御真影」 第7回:戦争と国民学校 第8回:大正新教育の理念-池袋児童の村 第9回:近代教育の理念を探る-ルソー-子どもの発見と消極教育 第10回:近代教育の理念を探る-ペスタロッチ-貧民教育の実践者 第11回:近代教育の理念を探る-フレーベル-幼稚園の創始者 第12回:近代教育の理念を探る-デューイ-アメリカ進歩主義教育 第13回:子ども中心主義の教育とは何か 第14回:教育の理念-近代的な教育理念と近代以前の教育理念との比較 第15回:教育の理念-その現代的意味を探る |
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使用教材 /Teaching materials |
新井保幸・上野 耕三郎共編著『教育の思想と歴史』協同出版 | ||
成績評価の方法 /Grading |
テストによる | ||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
基本的な歴史的事実を十二分に理解し、かつ授業内容の大枠を十分に理解したかを基準とする | ||
履修上の注意事項 /Remarks |
事前に教科書に目を通してくること | ||
遠隔授業 /Online class |
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