科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | 教職論 |
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担当教員(所属)/Instructor | 上野 耕三郎 (商学部) |
授業科目区分/Category | 昼間コース 教職科目 |
開講学期/Semester | 2016年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 月/Mon 6 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部/Faculty of Commerce |
配当年次/Years | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | 上野 耕三郎(341号室) |
オフィスアワー/Office hours |
上野 耕三郎(メールで事前に連絡をしてください。 ueno@res.otaru-uc.ac.jp) |
更新日/Date of renewal | 2016/02/12 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
「いじめ」「不登校」「校内暴力」などというような教育問題をすこしでも考えてみれば、いままで自明視されてきた教育倫理とでもいったものが、その基盤から揺るがせられていることに誰しもが気づくであろう。「熱血教師」が求められているのだろうか。それは現実への単純なリアクションでしかないのではなかろうか。 この授業ではまず教師が現在抱え込まざるを得ない問題を理解することから始める。その理解を前提に、現職の教員の方々にお話をうかがうことを予定している。その内容は①現場での日々の教師の営為がどのようなものであるか。どのような問題に直面しているのか。②教師あるいは学校はそれに対してどのような対応をしているのか。そしてそれにはどのような問題点があるのか。 授業を通して、教員についてすこしでも現実からものを考える契機を提供でき、めざすべき教師像の構築の手助けとなれば、そしてそれが教職の途への一歩ともなれば、この授業の目的は果たされるであろう。 |
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達成目標 /Course Goals |
授業の到達目標及びテーマ 以下のことを目標とする ・現在の教師-生徒関係がはらんでいる問題を理解する ・現場の教員は実際どのようなことを考え、日々の教育にとり組んでいるのかを理解する ・教員はどのような法的な規定を受けているのかを理解する ・自分なりの「近未来の教師像」を構築する |
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授業内容 /Course contents |
第1回:はじめに 第2回:歴史のなかの教師 第3回:現在の教師-生徒関係とはどのようなものか-高度資本主義社会のなかで 第4回:どうして体罰が生じるのか 第5回:80年代以降の教師像はどのようなものか 第6回:「学級崩壊」にみられる教師-生徒関係 第7回:学校・教師の権威性の喪失と教師-生徒関係 第8回:現在の教師問題の根幹にあるものは何か 第9回:教員の身分と服務 第10回:教員の研修 第11回:家庭や保護者との関係 第12回:中学校教諭のしごと-教員間の問題 第13回:高等学校教諭のしごと-普通高校での教師のあり方 第14回:高等学校教諭のしごと-専門高校での教師のあり方 第15回:これまでの授業、講師の方々の話をもとに、「近未来の教師像」についてまとめてみよう |
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使用教材 /Teaching materials |
テキストは用いない。必要な資料はその都度配布する | ||
成績評価の方法 /Grading |
授業内容および講師の方々の話をもとに、「近未来の教師像」についてのレポートを作成する。そのレポートを評価対象とする。 | ||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
評価基準は、現在の社会のなかで教師が置かれている立場を理解し、その上に立った論がどの程度展開されているか、とする。 | ||
遠隔授業 /Online class |
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