科目一覧へ戻る | 2023/03/17 現在 |
科目名/Subject | 経済史 |
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担当教員(所属)/Instructor | 松家 仁 (商学部) |
授業科目区分/Category | |
開講学期/Semester | 2016年度/Academic Year 前期/Spring Semester |
開講曜限/Class period | 火/Tue 6 |
対象所属/Eligible Faculty | 商学部夜間主コース/Faculty of CommerceNight School |
配当年次/Years | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
研究室番号/Office | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2016/02/08 | ||
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授業の目的・方法 /Course Objectives and method |
歴史と経済という二つの観点から、日本を中心とした20世紀の社会について考える。 | ||
達成目標 /Course Goals |
今年の「経済史」は、前半は歴史学の方法について授業を行い、後半では現在私たちが生活している日本の経済社会がどのように形成されてきたのかについて考えます。消費生活の変化や就職の問題など、学生が身近に感じていることを取り上げていきます。 長期不況の中で豊かさが実感できない現在の日本社会ですが、なぜこのような状況になっているのかについて、学生が歴史を通して理解することを目指しています。 |
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授業内容 /Course contents |
第1回 オリエンテーション 社会経済史の課題-歴史学おける社会経済史の位置-人文科学と自然科学の間の相違-歴史における多様なアプローチ 第2回 発展段階と地理決定論 発展段階論-地理決定論-地域と社会の多様性 第3回 現代史の基本的課題 日本の文書館の種類-誰が公文書館に文書を残すのか?-研究の手続き(さまざまな資料の意義と制約)-論文検索 第4回 資料(史料)を探す 経済データ・翻訳など技術上の問題-文書館の利用-歴史研究とインターネット 第5回 欧州の19世紀末からの新しい社会への胎動 前史~住民のアイデンティティと「国民」-民族と宗教、民族と結婚-宗教と国民経済-都市化・工業化とその弊害-民族対立と経済 第6回 日本の「近代」(1) 日本史に発展段階論を適用することの問題点-革命か維新か?-近代日本社会の二重構造-欧化主義とアジア主義 第7回 日本の「近代」(2) 戦前日本社会の貧困-不況の時代-戦間期日本の「近代」-「満洲」と計画経済-戦後への影響 第8回 太平洋戦争と日本の「現代」 北海道の場合-戦後の問題意識-経済主義と平和主義 第9回 高度成長(1) 戦後の二重構造-高度成長の始まり-官主導か民主導か?-戦前からの影響 第10回 高度成長(2) 自動車産業-半導体-「日本列島改造論」-石油危機-戦後アジアの中の日本 第11回 日本的経営 問題意識と定義-連続か断続か?-格差の残存-評価と批判 第12回 「流通革命」 流通の合理化-郊外化-GMSの成長の限界-専門店化とグローバル化 第13回 アジアの経済発展と日本 アジアの経済発展と日本-貿易摩擦と円高-貿易摩擦のさらなる深刻化とそれへの対応 第14回 「失われた20年」へ バブル崩壊-日本的経営の限界-不況の長期的要因-二重構造の復活-「昭和」に戻れるか? 第15回 まとめ 旧社会主義国(東欧)からの視点で考える-まとめ |
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使用教材 /Teaching materials |
教科書・参考書は指定しません。 資料は、パワーポイントを用いて授業中に提示します。 |
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成績評価の方法 /Grading |
与えられた課題に関する知識の理解に応じて評価するので、理解できなかったところについては、授業の後など時間を見つけて質問して下さい。 | ||
成績評価の基準 /Grading Criteria |
成績は基本的に定期試験で決まります(85%)。答案は、授業の内容に沿って書いてください。また出席については数回程度取る予定で、その回数を成績に加味します(15%)。 | ||
履修上の注意事項 /Remarks |
本授業を履修する学生で、特に高校時代に歴史を学習していない学生は、高校時代の教科書の近現代史の部分を読んでおいて下さい。 | ||
備考 /Notes |
特にありません。 | ||
遠隔授業 /Online class |
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