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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/17 現在

科目名/Subject 原口 和也 3年ゼミ
担当教員(所属)/Instructor 原口 和也 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2016年度/Academic Year  前期/Spring Semester
開講曜限/Class period 木/Thu 4 , 木/Thu 5
対象所属/Eligible Faculty 商学部昼間コース/Faculty of CommerceDay School
配当年次/Years 3年 , 4年
単位数/Credits 0
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2016/02/29
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
私の専門は組合せ最適化です.組合せ最適化はオペレーションズ・リサーチや機械学習など幅広い応用を持ちます.ゼミ生にはこの分野に関する理解を深めてもらいつつ,iOSアプリの開発を通じた応用研究に従事してもらいます.
達成目標
/Course Goals
-
授業内容
/Course contents
組合せ最適化問題とは,与えられた制約条件を満たす組合せのうち「最良」のものを問う問題ですが,その多くはパズルのようなものです.例として次のパズルを考えてみましょう.


○は都市を表します.都市と都市は道路で結ばれています.道路に付された数は,その道路の所要時間を表します.(たとえば都市a,b間の所要時間は9です.)都市sを出発し,他のすべての都市をちょうど1度ずつ訪れてsに戻る巡回路のうち,総所要時間が最も短いものを求めてください.(たとえば巡回路s→a→c→d→b→sの総所要時間は4+13+8+15+7=47です.)









  このパズル,実は巡回セールスマン問題という代表的な組合せ最適化問題の例です.ナンプレ(数独)など比較的有名なパズルも,組合せ最適化問題の一種とみなすことができます.
ゼミでは組合せ最適化や関連分野の理論をベースに,パズルソフトを開発してもらいます.多くの人に遊んでもらうには,ただ作ったというだけでは不十分です.デザインやインターフェースを洗練し,ダウンロードしてもらうための仕掛けを打つなど,様々なことを考え,実行にしなければなりません.パズルの着想からソフトの完成に至るまで,ゼミ全体で取り組んでいきます.
1人につき1つのソフトを開発してもらうわけではなく,いくつかの開発プロジェクトを並行して走らせ,そのどれかに従事してもらいます.また学生の側から明確なプランが提案された場合,パズルソフト以外のプロジェクトを立ち上げることもあります.
使用教材
/Teaching materials
別途指示します.
成績評価の方法
/Grading
-
成績評価の基準
/Grading Criteria
-
履修上の注意事項
/Remarks
10/15(木)のゼミ紹介セッションでゼミ生が紹介を行う予定です.打合せのため,ゼミ時間外にゼミ生を呼び出すこともあります.本ゼミのベースはあくまで組合せ最適化ですが,それに納得した上で,以下の項目のうち少なくとも1つを満たしている人に来てもらいたいと考えています.
 プログラミングに興味がある(書けるに越したことはないが,習得の意志があればOK)
 美術的センスがゼロではなく,かつ描画ソフトを多少操ることができる
 ソフトウェアのデザインやマーケティングに興味がある
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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