企業法学科の概要・沿革


概要

小樽商科大学商学部企業法学科は、企業活動に関係する法律を中心として特徴的なカリキュラムにもとづいて、実学指向の法学教育を行っている学科です。法学部に引けを取らない充実したスタッフをそろえ、憲法、民法、刑法、商法などの伝統的・基本的分野はもちろん、知的財産権法、国際経済法、国際取引法などの先端的・応用的分野も開講しています。3年次以上のゼミナールにおいては、少人数指導制のもと、現代社会に生じる多様な法律問題をとりあげ、その解決を自分の頭で考えさせることにより、正義・衡平の感覚と論理的思考能力を育てています。

沿革

小樽商科大学は商学部のみの単科大学ですが、その中には専門学科として商学科、経済学科、社会情報学科とならび、法律を専攻分野とする企業法学科が設置されており、実質的には4学部を要するのとほぼ同一の組織を有しております(下図参照)。

本学の歴史は古く1910年創立の5番目の官立高等商業学校にまで遡りますが、当時から実学に法律の知識は不可欠なこともあり、法律スタッフも専任で在籍しておりました(なお、小樽商科大学の概要につきましては、こちらを参照ください)。

戦後の昭和24年に新制大学としてスタートした際、法律関係のスタッフの充実にも力を入れ、1978(昭和53)年4月、規模拡大に伴い商学部商業学科が商学コースと経営法学コースとにわかれ、このときから実質的に法律専攻の学科として機能していました。その後1991(平成3)年に正式に「企業法学科」として発足し、2006(平成18)年には企業法学科設置15周年を、2008(平成20)年には経営法学コース設置30周年を迎えました。現在大学としては学科の垣根を取り払い、商学部単科大学としての充実をはかろうとしており、入試も学科別入試から一括入試に戻りました(平成17年度入試より。夜間主は平成16年度先行開始)。夜間主コースでは、(学生は専門4学科にそれぞれ所属しつつも)事実上の総合学科として、専門4学科の講義をまんべんなく受講するのが一般的です。とはいえ北海道における法学教育を担う学科として、今後ますますの発展に向け、様々な観点からの検討を行っているところです。

当学科の特徴

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学部と大学院の構成

学部の構成各学科にはそれぞれ昼間コースと夜間主コースがありますが、夜間主コースは事実上の総合学科として構成されています。より深い専門科目を受講したい場合は、昼間コースの科目を履修することも可能です。
大学院の構成アントレプレナーシップ専攻とは、いわゆるビジネススクールで、修了するとMBA(経営管理修士)の学位を授与されるものです。伝統的な研究中心型の大学院は現代商学専攻が担っています。