氏 名 | 岩本 尚禧 | |||||
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職(講義担当) | 准教授(民法) | |||||
専門分野 | 民法(特に法律行為) | |||||
主たる研究分野 | 法律行為(特に意思表示) | |||||
所属学会 | 日本私法学会 | |||||
主たる業績 |
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メッセージ | 法律学は文系の総合学という性格を備えています。そして、このことは、私の専門分野である民法についても当てはまります。 例えば、民法は、市民の日常生活に関わる法律ですから、人間の社会的共同生活の構造・機能を研究する社会学と緊密な関係を有しています。また、民法は、市民生活の基盤を成す契約という経済活動をも扱う法ですから、経済学を無視することができません。さらに、民法は、「市民」という一人一人が異なる生身の人間を対象とした法律ですから、人の内面を考慮することも求められ、心理学の知見が必要になります。加えて、民法は、人の一生に関わる法律ですから、人の「生き方」をも考察させる法律であって、哲学からも無縁では在り得ません。しかも、民法は、「人と人」という社会組織の原始が対象ですから、大げさに言えば有史以来の古い歴史を持ち、歴史学を抜きにして語ることもできません。 このように、民法学は、決して条文の解釈に止まらない学問領域であり、それだけに深く、それゆえに難解だが、しかし面白い。私は、文系の総合学という法律学の特質を活かして、民法学に軸を置きつつも、法律学を超えた諸科学にも片足を突っ込み、そうすることによって民法学が抱える様々な難題に対して解決の糸口を見出したい、と考えています。 私に対する、ご意見・ご質問はiwamoto@res.otaru-uc.ac.jpにて承ります。 |
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最新更新日:2015年6月5日