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一般教育の理念


 現在私たちを取り巻いている社会は、高度に情報化され、国際化されています。また、これまで正しいと信じられてきた「開発による繁栄」という発想による人間の活動が、ホメオスタシス(環境の自己回復力)を超えた負荷を地球環境に与えています。そのため、現代に生きる私たちは、経済・社会・政治・文化のさまざまな分野でパラダイムの転換が求められているのです。本学は、このような状況の中で自己実現をはかり、リーダーシップを発揮できる人材を養成する高等教育機関たらんとしています。
 人間についてのラディカル(根源的)な理解を欠いた社会現象・社会活動の研究は、無益なばかりでなく有害でさえあります。1、2年生を対象に開講されている「共通科目」群は、人文・社会・自然をラディカルに捉えることを目指しています。共通科目群には、「人間と文化」「社会と人間」「自然と環境」の3系にわたる科目のほかに、複数の教員が担当する学際的な科目である「総合科目」、論文の読み方や論理的推論、討論やプレゼンテーションをトレーニングする小人数演習「基礎ゼミナール」、健康とスポーツを考え、実践する講義と実技科目が開講されています。なお、「総合科目」と「基礎ゼミナール」は、全学の教員が協力して担当することになっています。
 また、2年生以上の学生諸君には、4学科の枠を超えた学際的な研究に取り組もうとする学生のための「専門共通科目」とそれに引き続く2年間の「研究指導」が開講され、履修学生は各学科に所属したまま、そこで「卒業論文」を作成することができます。

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