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2023.01.04

2023年 新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

 

本学が国立大学法人北海道国立大学機構の一員となって初めての正月を迎えました。
機構の発足以降、教育イノベーションセンターを中心に文理融合、異分野融合教育を推進してきました。また、オープンイノベ
ーションセンターでは各大学がその得意分野での研究を進めるだけでなく、共同研究やオープンイノベーションセミナーなどの活動
も行ってきました。新たな取り組みにご尽力頂いた教職員の皆様に心より感謝いたします。
これまでに例を見ない三大学の経営統合という未知の世界への挑戦は続きますが、さらなる高みを目指し、努力を重ねて参ります。

 

新型コロナウイルスの国内感染拡大からまもなく3年を迎えます。
依然として感染者数の変動は続き、予断を許さない状況が続いています。一方でウイズコロナ社会となり、人の移動を含め社会
生活もコロナ前に戻りつつあります。
この3年間で私たちは多くのものを失うとともに新しい環境への対応を通じて多くのことを学びました。対面の重要性を深く意識
する一方で、オンラインでの会議などにより時間と場所という制約から解放される術を知りました。
リアルとバーチャルの融合による新しい社会、新しい国際化が進んでいます。働き方改革の方向性も変化すると考えられます。
変化が激しい時代にあり、変化を恐れず前進することが大学だけでなく、すべての分野で求められています。特に日本は失われた
30年からの脱却のためにDXやリスキリングによる経済面の強化が必要となります。

 

また、昨年のロシア軍のウクライナ侵攻以降、世界の政治情勢は大きく変化し、これに伴い経済情勢も大きな影響を受けました。
分断がいたるところで露呈し、新たなブロック化も危惧されます。不安定な世界となるなか、常に冷静に先を読む力が求められて
います。
変化に如何に対応するかが重要となる年となります。本年も皆様とともに前進する年でありたいと思います。

 

小樽商科大学長
穴沢 眞

 

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