2021.05.06
教職員紹介
商学科 石井先生にインタビュー!
4月から商大に赴任された先生紹介第1弾!商学科の石井孝和先生にインタビューするよ!
それでは石井先生、さっそくお願いします!
九州にある佐賀大学の経済学部で4年半准教授として勤務していました。
その前は広島の福山大学で1年半専任講師として勤務しておりましたので、大学教員としては本学が3校目になります。
主にのれんの減損損失に関連した実証的な研究を行っています。
のれんとは、企業がM&Aなどを行った際に合併や買収相手企業の企業価値以上の対価を支払った
部分について計上される資産です。
これはM&Aによるシナジー効果などを期待して生じるものとなります。
また、減損損失とは、企業が有する資産の収益性が低下したときに計上される損失です。
つまり、のれんの減損損失が計上されるということは、企業が過去に行ったM&A取引の失敗を認めたことを意味しているといえます。
研究では、のれん減損損失の計上が財務諸表の利用者に有用な情報提供しているかどうかや、企業側が適切に損失計上を
行っているかなどについての分析を行っています。
今年度は国際会計論と簿記原理を担当します。簿記・会計の分野は専門用語も多く、
はじめはとっつきにくい面もあるかもしれませんが、企業等が行う経済活動を理解するためには必要となるものですので、
できるだけ丁寧にわかりやすく説明することができればと思っています。
私は本学の卒業生ですので、学生生活を送った場所という印象です。
ただ、いま改めて来てみると大学へ至る地獄坂などは「こんなに急な坂道だったかな…」と思いました。
その一方、経済学・商学・法学・情報科学といった幅広い領域の授業を履修できることや一般教養を含めて
ゼミ選択が可能なこと、専用のゼミ室があることなど、当時は特に何も感じてませんでしたが、
他大学にはなかなか見られない本学ならではの特徴が多くあることに気づき、
学生当時とは少し違った視点で本学の魅力を感じ取っています。
学生時代はトランポリン競技部に所属していたので、週4回トランポリンを跳んでいました。
高校時代まではずっと帰宅部だったこともあり、部活のメンバーにも恵まれたことで大学に入って
一気に日々の生活が充実したものに感じられました。
また、3年次以降に始まったゼミでも人間関係に恵まれ、卒業論文の執筆についても、自ら設定した論点に
対して多くの文献とにらめっこしながら論理的に自分なりの考えとしてまとめる作業に大変ながらも充実感と達成感を得ていました。
以前はスポーツ観戦が趣味でした。
私が大学2年生の時に日本ハムファイターズが北海道に移転してきたので、その後北海道に住んでいる間は
よく札幌ドームに観戦に行っていました。
3か月ほど関東に居たときや大学院生として5年間関西に住んでいたときも時間を見つけて色々と
観戦に行ったりもしていましたが、現在子供が生まれてからは子育てでいっぱいいっぱいです。
この大学は学生が主体となって様々なことに挑戦できる自由な環境を持っていることが
特徴であると思っています。
理想とする自分の将来像を探し、そして実現するために有意義に大学を活用していただければと思います。
石井先生、ありがとうございます!
これから、よろしくお願いします!!!
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