小樽商科大学商学部企業法学科 教員紹介

氏 名遠山 純弘Toyama
職(講義担当)助教授(民法)
専門分野民法
主たる研究分野権利・義務の承継に関する法律問題
所属学会日本私法学会
主たる業績
論文:
  • 「危険負担の再検討(一)(二・完)—物給付・行為給付と金銭給付間のリスク分配の分析を通して—」『北大法学論集』48巻5号、6号(1998年)
  • 「法律行為による利益(lucrum ex negotiatione)と代償請求権(一)(二)(三・完)—ドイツにおける議論状況とその問題点—」『北海学園大学法学研究』36巻1号(2000年)、38巻1号、2号(2002年)
  • 「債権譲渡と債務者の意義を留めない承諾」『北海学園大学法学研究』39巻2号(2003年)
  • 「債権譲渡の通知・承諾の効果(1)(2・完)—特に契約債権の譲渡について(民法468条2項)—」『商学討究』54巻4号(2004年)、55巻4号(2005年)
  • 「合意による形成権の移転—予防法学(Kautelarjurisprudenz)の観点から」『北海学園大学法学研究』41巻2号(2005年)
判例研究:
  • 「債権譲渡の通知に対する詐害行為取消権の可否」『北海学園大学法学研究』35巻3号(2000年)
メッセージ 私の問題関心は、発展した社会と既存法典との関係にあります。その中で、現在は、権利・義務の承継に関する法律問題を研究しています。既存の民法典あるいは法理論は、基本的には二当事者の関係を念頭において考えられています。しかし、権利・義務が移転する場合には、三当事者の法律関係が問題となります。そこで、権利・義務が移転した場合に、基本的に二当事者の法律関係を念頭において考えられている既存民法典あるいは法理論がそのまま適用されるのか否か、あるいはその適用において修正が必要とされる場合に、どのように修正されるべきか、ということが問題となります。このような問題を私は現在研究しています。興味のある方はいつでも研究室 に来てください。

※「主たる業績」をクリックしますと、研究者総覧掲載ファイル(pdf形式)がダウン・ロードできます。
 業績に関しては、研究者総覧ファイルが最新版の場合と、当ページが最新版である場合があります。※

最新更新日:2006年4月30日